本日は幻邑堂2011/07/16

きょうは福岡市南区の古書店、幻邑堂に行ってきた。

昨日の葦書房もなかなかよかったが、
『蒼ざめた馬』で損したから言うわけではないが、
ネット通販が主体になってしまって、
店内の値札の見直しをやってないんじゃないか、という印象があった。

ところが、幻邑堂の場合、
今どき珍しく(たぶん)店売りに力を入れていて好感を持った。

なにしろ、店の奥に一部屋、その奥にまた一部屋…という感じで、
けっこうな量の古書が並び、見応えがある。
文学も多く、私好みの品揃えでもあった。

ただし、遠かった…。
南区なので小郡からもそう遠くはあるまいと車で行ったのだが、
道路が込みまくっていて1時間半近くかかった。
ま、昼間に福岡市内を車で走ればこんな目に遭うということだ。

なかなか素晴らしい本屋だったが、これではめったにいけないのが残念。

さて、収穫は。
昨日と同じく、帰ってからネットの値段と比較だ。

まずは中公文庫を中心に買った。
・井筒月翁『維新侠艶録』400円→アマゾンでは100円!あちゃー、またしても敗北。
・佐伯彰一『神道のこころ』350円→150円。でも送料を加えれば勝ち?悲しい…。
・安藤更正『銀座細見』100円→599円。よっしゃー。
・香原志勢『顔の本』200円→1円!がーーん。
・佐竹昭広『民話の思想』350円→896円。やったー!

1冊だけ、創元推理文庫。
・紀田順一郎『古本屋探偵の事件簿』400円→アマゾン1円。がーん。


なんと、昨日よりはマシとはいえ、
やっぱり損してるじゃないか…。
今の時代、店頭よりネットで買え、ということなのか。

そういえば、昨日書いたような、
「せどり」の若者が現実にいたのである。
携帯電話をパシャンと開け閉めしながら本を買っていく。
私なら恥ずかしくて、店の人に悪くてできないが、
平気の平左。さっさと買って、さっさと出て行った。
店の人も慣れているのだろう。気にする様子はなかった。

私のように家に帰って「あちゃー」と言ってるよりは賢い。
でも、なんか、ねえ。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://restart.asablo.jp/blog/2011/07/16/5959953/tb