理不尽なことばかりが通る世の中2017/12/14

広島高裁が伊方原発の運転停止を決定した。

その理由が阿蘇山の大噴火だというから恐れ入る。
火砕流が到達する可能性は否定できないというのだ。

ウソも百回言えば本当になるというが、数年前、川内原発の反対派が桜島の大噴火の危険性を言い出したときは、とうとうケチをつける材料に事欠いて、そんなことまで持ち出したかと呆れたものだ。

ところが、そんな難癖が認められる事態となった。

あの恐るべき雲仙普賢岳の火砕流ですら、被害があったのは山麓である。
それが130kmも到達するというのは、全く科学的ではない。

南日本新聞の文化部デスクをしているとき、文化面のコラムを原発反対派リーダーに依頼したことがある。
彼は京都大学農学部を出ており、原発の非を科学的に論じてくれると期待したからである。

ところが、一回目で早速、九州電力からクレームが来た。
聞いてみると、九州電力の言い分は科学的根拠があり、彼の示したデータはでたらめだった。

以降、彼のデータには警戒したが、でたらめなデータを封じられると結局、感情的な反対論しか書けないことが半年間、書いてもらってよく分かった。

もっと科学的に行こうよ!

11月28日に取り上げた、アパ日本再興財団主催の第10回「真の近現代史観」最優秀賞論文をどうしても読んでほしい。

著者は東京大学医学博士の稲恭宏氏。放射線医学の専門家だ。

福島原発事故による強制避難は、科学的には全く必要がなかったという。

そして、「事故による放射線、放射能、放射性物質による人体・動植物への悪影響は、福島でも東北でも日本全国でも、今後も何も生じない」と訴えている。

そんな科学的に証明された事実を妨げているのは、一世紀以上にわたって信じられてきた「放射線は絶対に体に悪い、いや、悪くなくてはならない」という科学的根拠ゼロの仮説であるという。

むしろ、低線量率放射線医科学の知識と技術を用いれば、福島第一原発の汚泥や瓦礫、土壌を再資源化して有効活用することができるという!!

現在建設中の大規模な中間貯蔵施設に核廃棄物を保管しておくだけでは、半永久的に何の解決にもならない。

むしろ日本が人類史上初めて核廃棄物を活用し、「低線量率放射線医科学センター」「低線量率放射線医療センター」を設置して世界を主導するチャンスであるというのだ。

どうして誰も真実に目を向けないのか。

南京大虐殺や従軍慰安婦の問題もそうだ。

捏造は証明されているのに、世界にどんどん広まっている。
日韓議員連盟は、韓国側に抗議するどころか、またしても村山・河野談話を確認したという(昨日の産経社説「有害な議員外交はやめよ」)。
全く絶望的な気分だ。

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