「西郷どん」と「ラストサムライ」 ― 2018/01/08
ついにNHK大河ドラマ「西郷どん」が始まりました!
のちに西郷隆盛の妻となるイトが、少女ながら女性の権利を主張するなど、あり得ないだろ!と突っ込みどころ満載ですが、思わず涙してしまいそうなシーンもあり、エンターテインメントとして見れば極上の仕上がりでした。
原作ではなく、脚本の力でしょうね。
なかでも渡辺謙が演じた島津斉彬がカッコ良すぎる!と評判のようです。
渡辺謙といえば、「ラストサムライ」で西郷隆盛を演じたのですから、キャスティングがうまい。
「ラストサムライ」を再び見たくなりました。
西南戦争をアメリカの大尉の目から描いたものですが、内容よりなによりタイトル「ラストサムライ」がカッコ良くて感心する。
実際、西南戦争で日本から士族が消えるのですが、それを「ラストサムライ」と名付けた人はいなかった。
西郷どんブームでどこかリバイバル上映やらないかな。
あ、でも、ずいぶんDVDも安くなってるんだ!
「西郷どん」関連番組で勉強もしよう ― 2018/01/08
昨日始まった大河ドラマ「西郷どん」はかなり楽しめたが、史実としてはおかしなところがいっぱい、というか、脚本家も分かっていながらエンターテインメントとして作っているのだろう。
それは仕方がない。ドラマなのだから。教養番組ではない。
有り難いことに、「西郷どん」関連番組として、西郷隆盛をある程度学んで知っている人にも応えてくれる番組がいくつも用意されている。
歴史好きな人にとって今年は西郷さんをまとめて勉強できる、いい機会なのだ。
今日からEテレで「100分de名著 西郷隆盛“南洲翁遺訓”」が始まった。
第1回「揺らぐ時代」では、早速、司馬遼太郎のとんちんかんさが暴かれた。
私は先日書いたように、大学時代、「翔ぶが如く」を読んで呆れ、放り投げた。
本日解説の学者も 「翔ぶが如く」に「西郷は国家のビジョンを持たない人だった」と司馬が書いているのに対して、的外れだとして完全に否定してくれた。
ほーらね、やっぱり!
明日からはNHKラジオ第2で、「西郷隆盛 その伝説と実像」(全12回)が始まる。これも楽しみだ。
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