足立康史、阿比留瑠比の講演会報告2018/03/10

7日(水)に東京の烏山区民センターで、衆院議員の足立康史氏と産経新聞記者の阿比留瑠比氏の講演会があった。
福岡からわざわざ聴きに行った甲斐があり、非常に面白かったので、メモをもとに思い出しながら内容を紹介する。

◎阿比留氏

安倍首相は北朝鮮、少子高齢化を二つの国難に挙げたが、報道被害問題も国難だ。

【慰安婦】吉田清治証言について、平成4年に産経は信憑性が怪しいと報道したが、当時はネットがなかったから無視された。
河野談話も本人は反省していない。

1999年4月5日付朝日新聞一面に検事の女性問題が出たが、記事を読むと「雑誌『噂の真相』によると」と書いてあった。
朝日にとって気に食わない人間を抹殺するためには手段を選ばない。

南京大虐殺は、朝日の本田勝一が中国でデタラメを聞いて書きまくった。

新聞は今後も残るだろうが、淘汰される。
朝日新聞はつぶさなければならない。

◎足立氏

20年官僚をやったが、役人のときはぼくは普通だった。
一緒に働いていた人に「足立さん、役人のときは普通やったのにね」と言われる。
二世議員でもなく、サラリーマン家庭の子。

議員になったきっかけは、2009年民主党政権になって、ひどかった。

役人の仕事は二つ。
一つは政治家にこれは僕らの仕事ですから任せて下さいというのと、もう一つは例えば増税の時期などは役人が決められないから政治家に判断してくださいというもの。

ところが、民主党政権になって、役人の仕事には手を突っ込んで引っかき回し、一方、決断はできない。

40年間、自民党政権でやって、日本はうまくいった。
そのあとの25年間は反自民政権。

枝野はもう政権に就く気はない。
永遠の野党でいい。55年体制に戻そうとしている。

私への懲罰動議は楢崎弥之助と最多タイに並んだ。
でも私は5年で6回、楢崎は20年だ。
しかも、野党から野党への懲罰動議はこれまで一例しかなかった。
もう維新を辞めようかと思っている。

2018年はまっとうな政治のスタートにしましょうよ。

辻元清美が関わっている関西生コンの武健一は、あまりに凶暴、凶悪過ぎて共産党でさえ首になった。

共産党が堂々とやれるのは日本くらいですよ。
イギリスに視察に行った時、同行の議員の中に共産党がいて、自己紹介したらイギリス人は冗談かと笑っていた。

足立と産経新聞と皆さんとで、朝日新聞をつぶしましょう!

政治活動を制限されて最近暇なので、3、4人の席でも行きますよ、呼んでください。

島津斉彬の「大陸出撃策」2018/03/21

大河ドラマ「西郷どん」で活躍中の島津斉彬。
これまでの「英明な殿様」像から一歩進んで、野心家に描いているところが非常によろしい。

林房雄の「大東亜戦争肯定論」を読んでいたら、斉彬に関する驚くべき事実が書かれていたので是非とも紹介したい。

斉彬が越前藩主松平慶永に与え、また西郷隆盛に教えたという意見書の写しが残っている、という。
その内容が凄い。

日本の諸侯を三手に分けて、
「近畿と中国の大名は支那本土に向かい、九州の諸藩は安南、カルパ(?)、ジャワ、印度に進出、東北奥羽の諸藩は裏手より回って山丹、満州を攻略する。わが薩摩藩は台湾島とその対岸広東福建を占領し、南シナ海を閉鎖して英仏の東漸をくいとめる」

「出兵すると申しても、これは清国の滅亡を望むのではない。一日も早く清国の政治を改革し、軍備を整えしめ、日本と連合するときは、英仏といえども恐るるに足りない。然るに清国は版図の広大なるを誇り、驕慢にして日本を見ること属国の如く、日本より連合を申し出ても耳を傾けるどころではない。故に、我より出撃して、清国を攻撃し、これと結んで欧米諸国の東洋侵略を防ぐを以て上策となす」

林芙美子と太宰との対決を小説にしました2018/03/22

スーティン作「狂女」(国立西洋美術館蔵)


現在公開中のアニメ映画「文豪ストレイドッグス」。
絵柄が好きじゃないので見ていないが、太宰治や坂口安吾、中原中也、芥川龍之介といった文豪が、それぞれの「異能」を使って戦うという話らしい。

私も数年前、全く同じような発想で小説を書いた。
林芙美子が主人公で、有名なフレーズから取って、『「花のいのち」殺人事件』とタイトルを付けた。

太宰治が心中を偽装して女給「お花」を殺したのではないか、と女給仲間の林芙美子が疑うところから始まり、長年にわたって二人の対決は続いていく。

ハードカバー、220ページ。
シャイム・スーティンの絵「狂女」のカラーグラビアもついている。

実際に林芙美子が所蔵し、没後、遺族が国立西洋美術館に寄贈したものだ。
表紙に使いたかったが、売り上げにつながるような利用は不可とのことで、扉にして許可を得た。

私にはこの「狂女」が林芙美子に見えてならない。
彼女がどうしてこの絵にこだわり、大事にしたのか、太宰の所業とともに謎解きをしているのでぜひ一読してみていただきたい。

「素敵なダイナマイトスキャンダル」を見て2018/03/24

昨日、映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」を見に、中洲大洋劇場まで行ってきた。
いつもは車で筑紫野イオンシネマに行くのだが、この映画は上映館が限られていたのだ。

そこまで映画ファンじゃないのだが、下世話な興味があった。

昭和のエロ雑誌編集長の末井昭の自伝エッセイを映画化したもの。
ちょうど今月上旬、産経新聞の5回連続インタビューに末井氏が登場していて、第4回に「えっ?」となったのだ。

末井氏の現在の妻は神蔵美子さんという人だが、出会ったとき(20年ほど前のようだ)、「新進気鋭の文芸評論家・坪内祐三さんの妻でした」とあるではないか。

坪内なら、早稲田大学の雑誌サークル「マイルストーン」の後輩だ。

末井氏の話では、「格好良くて、美子ちゃんから彼の人柄の素晴らしさや見識の高さを聞くたびに、自分と比べて落ち込みました」とある。

私の知っている坪内とは違う。だいたい、そんな素晴らしい人間なら、捨ててエロ雑誌のおかしな編集長の元に走ったりしないだろう。美子さんは「好きな人が出来たから家を出ようと思う」と坪内に告げたという。

きっと〝寝取られ男〟に対する憐みか皮肉、余裕による発言だ。
実態はどう描かれてるんだ?
確認のために行ったと言っていい。

残念ながら、映画は美子さんに会うところまでは行かなかった。

でも、懐かしくて面白かった。
末井氏は10ほど年上だが、活躍したのはあの1970年代~80年代初めの時代だ。
私の学生時代から社会人なり立ての最も懐かしい時代だ。
柄本佑も末井昭役にぴったりだった。

「無責任で不勉強」な野党とマスコミ2018/03/25

新聞社時代に、マスコミの本質は「無責任で不勉強」と見た。

マスコミは「そのときだけ面白ければいい」のだ。

世の中の平穏無事が何より困る。

何もないと新聞は紙面を埋められない。
新聞紙面は作り方が決まっていて、つまらん記事で埋め尽くせばいいというものではない。

必ず、頭(トップ)が必要なのだ。
頭、肩、腹と体裁が整って初めて紙面になる。
どの面もそうだし、特に一面はトップを求めて毎日ひーひー言っている。

そんなとき、森友でも慰安婦でも、でっち上げでもいいからトップになるネタがあれば、紙面を編集する幹部はヒジョーに助かるのだ。

だから、でっち上げや捏造、やらせが無くなることはこの先も絶対にない。

では、どうしたらいいか。

新聞はいったんなくなることだ。

ネットなら、無理に頭や肩、腹と作らなくていい。
ニュースは全て同列だ。
人は読みたいものをクリックし、読みたくないものはスルーするだけだ。

ネットの記事は嘘もホントもごちゃまぜだから、本当は好きじゃないのだが、今のマスコミを見ていると、いったん解体しないといけないと思う。

そもそもマスコミは「無責任で不勉強」しかし、何の権力もないからそれほどまで恐れるには足りなかった。
きちんと批判すれば、反省もしていた。

ところが、「無責任で不勉強」な野党と一緒になると、大変なことになる、というのがこの一年だ。

日本が無茶苦茶になっても、そのとき面白ければいいのだ。
安倍政権が倒れてそのあとの人材がいなくても、そのとき大騒ぎできればいいのだ。

日本なんかどうなってもいい。
バックに中国共産党がいるから手ごわい。

早く「無責任で不勉強」な野党とマスコミをどうにかしないと大変なことになる。

「安吾桜」と名づけましょう2018/03/29

近所に毎年注目している桜がある。

今年も綺麗に咲いてくれました。

facebookにアップしたところ、 「こんな桜今まで一度も見たことありません」という評価をいただきましたので、ブログにも残したいと思いました。

実は、この桜がある場所は、弥生時代の古墳なのです。
三沢遺跡とも呼ばれているようです。

つまり、昔々のお墓。
死体が埋まっているわけです。

桜の木の下には死体が埋まっていると言ったのは、坂口安吾でしたか。

この桜に名前を付けたくなりました。

そうなると、安吾桜でしょうか。