南日本出版文化賞の応募結果は?2019/05/17

第45回南日本出版文化賞は、福田忠弘著「海耕記 原耕が鰹群(なぐら)に翔けた夢」(筑波書房、四六判、288ページ、3024円)に決まったそうだ。

残念ながら、拙著「林芙美子が見た大東亜戦争」は受賞を逃しましたが、想定内(笑)。

自虐史観に毒された地方新聞社が、南京大虐殺を否定する本に賞を与えるはずがありません。

分かっていながら応募したのは、私の意趣返し。

そもそも1月の刊行時にはすぐ文化部長(かつての部下)宛てに本を送っていた。

私としては別に書評まで望んだわけではなく、本が出た事実を知らせるだけの短信で全然かまわないという気持ちだった。

ところが、それすらなく完全に無視されたので、出版社にお願いして一面に二度も広告を出してもらい、注意を喚起した(笑)。

それでも一行も出ない。

そこで、ちょうどその時期に南日本出版文化賞の募集要項を知り、応募して〝揺さぶり〟をかけた次第。
社外の選考委員だから、新聞社の意向とかかわりなく間違って選考を通るかもしれない。
3/18に送った(4/1必着)。

すると、案の定、慌てたらしい。
既報のように、4/21付読書面にレビューが掲載された。

その内容は選考委員の心証をあらかじめ悪くしようという、姑息なものだった。
そうして落選への既定路線を敷いておき、その通りになった次第だ。
地方新聞の闇はそれくらい深い。

選考委員は、田村省三(尚古集成館前館長)、鮫島吉廣(鹿児島大学客員教授)、村瀬士朗(鹿児島国際大学教授)の3氏。

鮫島さんは枕崎支局時代、明治蔵におられたので、本当によくお目にかかり取材した相手だ。
彼に消息を伝えただけでも応募の意味はある。

選考経過、講評は6月上旬に掲載されるというから楽しみだ。
私の本を全く無視して、一言も触れなければ、それはそれで不自然で問題だろう。

※これについては後日談がある。
応募した4冊は、落選の場合、新聞社に引き取りに行くか、着払いでの宅配をするとのことだったので、宅配で返してもらった。
戻ってきた4冊を見て驚いた。
全く読んだ様子のない、まっさらなきれいさだったのだ。
読んでいない証拠には、本に挟まっている「補充カード」が抜かれもせず、ぴったりそのままの状態だったことで明確だ。
これはどういうことだろう。
そもそも選考委員に送ってさえいないという疑いがある。
もしそうなら、大変な問題である。

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