小池百合子の功罪2020/04/11

わずか2年半前、小池百合子氏(希望の党)と前原誠司氏(民進党)が政局の中心にいた。

当時、総選挙を前に、自民党は決して優位とは言えなかった。

ところが、2017年9月28日、民進党代表の前原氏が、とんでもない敵失をしてくれた。(同日のブログ参照)
衆院選に民進党から候補者を一人も出さないというのだ。
かと言って、希望の党と一緒になるわけでもない。
立候補したい人は、民進党を離党して希望の党に公認申請し、認められたら公認候補として出るというのだ。

こんな話聞いたことがない。
安倍首相にとっては最大の敵、民進党が選挙前に消えたのだ。一気に自民党に流れが変わった。

民進党を解党しない理由は、参院議員や地方議員、地方組織、党員・サポーターがいるからだ、という。

希望の党の小池氏側は、申請してきた民進党議員に対し、安全保障や憲法改正などに関する党の政策を受け入れるか見極めて公認の可否を判断するという。

民進党はそれまで、安全保障関連法の廃止を求めてきた。
その改憲・安保法制を踏み絵にするのだ。
民進党の最も悪質な極左を切り捨て、政界から葬り去ることができれば、小池氏の大変な功績だ。誰もできなかったことだ。

小池・前原のナイスな陰謀。

残念ながら、民進党の最も悪質な極左はその後、立憲民主党としてしぶとく生き残った。
また、小池氏には、移民推進やLBGT擁護、反原発など、本当に保守かという主張も多いが、ときどきこうやって面白いことをしてくれる。