志布志の銅矛 ― 2023/05/25
弥生時代の青銅製武器というと、北部九州に住んでいればどこそこの博物館でよく目にするので、珍しいものではない。ありふれた物とさえ思ってしまう。
ところが、南九州では、写真の志布志市有明町出土の銅矛と、伊佐市の銅戈と熊本県球磨郡多良木町の銅剣の3例しかないという!
志布志の銅矛は長さが81.9cmもある。
これに木の柄をつけるのだから相当巨大だ。
人に見せるための祭器として用いられたというのもうなずける。
志布志からさほど遠くはない霧島の高千穂峰には、山頂に天之逆鉾が突き刺さる。
山頂は霧島東神社の飛地境内で、天之逆鉾は同社の社宝だという。
古事記で「矛」を使って塩をコオロコオロとかきまぜて国土をつくったイザナギ・イザナミの2神を主祭神とする。
鹿児島県内で1本しか見つかっていないこの銅矛は、天之逆鉾と全く無関係ではないだろう。
(東京国立博物館蔵、鹿児島県歴史資料センター黎明館には複製)
ところが、南九州では、写真の志布志市有明町出土の銅矛と、伊佐市の銅戈と熊本県球磨郡多良木町の銅剣の3例しかないという!
志布志の銅矛は長さが81.9cmもある。
これに木の柄をつけるのだから相当巨大だ。
人に見せるための祭器として用いられたというのもうなずける。
志布志からさほど遠くはない霧島の高千穂峰には、山頂に天之逆鉾が突き刺さる。
山頂は霧島東神社の飛地境内で、天之逆鉾は同社の社宝だという。
古事記で「矛」を使って塩をコオロコオロとかきまぜて国土をつくったイザナギ・イザナミの2神を主祭神とする。
鹿児島県内で1本しか見つかっていないこの銅矛は、天之逆鉾と全く無関係ではないだろう。
(東京国立博物館蔵、鹿児島県歴史資料センター黎明館には複製)
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