『「花のいのち」殺人事件』あらすじ ― 2011/10/14
自然光の下、あらためてパチリ。
でも今日は雨でしたが…。
昨夜の写真よりはいいでしょう。
四六判、ハードカバー。220ページ。
税込み1785円。
「文芸ミステリ」とだけ書いていましたが、
もう少し詳しく内容を紹介します。
あらすじ
昭和五年、帝大生の津島修治(のちの太宰治)が鎌倉の海岸で心中事件を起こす。カフェの女給「花ちゃん」だけが死に、殺人事件ではないか、と女給たちから「姉さん」と慕われていた林芙美子が探偵役を引き受ける。
津島は青森の大金持ちの息子で、担当の刑事も同郷ということから、芙美子はますます疑いを深める。青森まで行ってついにその罪を暴くが、そのときにはもう津島は起訴猶予となっていた。
以来、芙美子が生涯書き続ける「花のいのちは短くて」という詩は、花ちゃんの無念を訴える犯人へのメッセージだった。
太宰の小説の主人公である「大庭葉蔵」が、麻薬中毒の太宰から分離して、いろんな人間に取り憑いていく。大庭は太宰を恨んでおり、芙美子と協力してついに太宰を死に追い込む。
死後刊行された「人間失格」を読んだ芙美子は、そこで太宰が自分の罪を詫びていることを知り、許す気になる。それに応える「浮雲」を書き終えた芙美子も心臓の持病で死ぬ。
こんな話です。ミステリ色は強くないので、ネタバレではないです。
でも今日は雨でしたが…。
昨夜の写真よりはいいでしょう。
四六判、ハードカバー。220ページ。
税込み1785円。
「文芸ミステリ」とだけ書いていましたが、
もう少し詳しく内容を紹介します。
あらすじ
昭和五年、帝大生の津島修治(のちの太宰治)が鎌倉の海岸で心中事件を起こす。カフェの女給「花ちゃん」だけが死に、殺人事件ではないか、と女給たちから「姉さん」と慕われていた林芙美子が探偵役を引き受ける。
津島は青森の大金持ちの息子で、担当の刑事も同郷ということから、芙美子はますます疑いを深める。青森まで行ってついにその罪を暴くが、そのときにはもう津島は起訴猶予となっていた。
以来、芙美子が生涯書き続ける「花のいのちは短くて」という詩は、花ちゃんの無念を訴える犯人へのメッセージだった。
太宰の小説の主人公である「大庭葉蔵」が、麻薬中毒の太宰から分離して、いろんな人間に取り憑いていく。大庭は太宰を恨んでおり、芙美子と協力してついに太宰を死に追い込む。
死後刊行された「人間失格」を読んだ芙美子は、そこで太宰が自分の罪を詫びていることを知り、許す気になる。それに応える「浮雲」を書き終えた芙美子も心臓の持病で死ぬ。
こんな話です。ミステリ色は強くないので、ネタバレではないです。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://restart.asablo.jp/blog/2011/10/14/6154195/tb

コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。