『文豪ストレイドッグス』の盛り上がり ― 2017/09/07

『文豪ストレイドッグス』は、『ヤングエース』2013年1月号から連載され、太宰治、芥川龍之介、中島敦といった文豪がキャラクター化され、それぞれの文豪にちなむ作品の名を冠した異能力を用いて戦うアクション漫画である。今年2月、舞台化と映画制作が発表され、舞台は12月から公演、劇場版アニメは来年初春に上映されるという(以上、Wikipediaに基づく)。

 実はそれに先立つ2011年10月、私は似たような発想で小説を刊行している。
『「花のいのち」殺人事件』(海鳥社)。
 林芙美子が主人公で、主な登場人物は太宰治、織田作之助、井伏鱒二、川端康成、藤田嗣治……。
 昭和5年、帝大生だった太宰治が、女給の「花ちゃん」と心中事件を起こし、太宰だけが生き残る。
 女給の先輩である林芙美子が、本当に心中なのか、太宰による殺人事件ではないのかと疑い、捜査に乗り出すというストーリー。
 以降、二人は生涯にわたって暗闘を繰り広げる。
 クライマックスは昭和19年、信州に疎開していた芙美子の元に、太宰治の分身である大庭葉蔵が「トカトントン」と現れる。葉蔵に犯されようとした芙美子は「狂女」のパワーで対抗する――。

 どうだろう。『文豪ストレイドッグス』の盛り上がりにあやかって、私の本も少し売れ出すといいのだが(笑)。