どんな地盤も大量の雨にはかなわない ― 2018/07/08
現在、西日本の広い範囲で大雨による災害が発生している。
梅雨の集中豪雨での崖崩れ、土砂崩れといえば、鹿児島の専売特許というか、他の県ではあまり聞かなかった。
その理由は鹿児島の土壌が火山灰、いわゆるシラス台地だから、と専門家は口をそろえ、県民も皆そう思っていた。
ところが、近年、鹿児島ではその種の災害が少なく、今回のようにいろんな県で発生するようになった。
広島なんて土砂災害のイメージはなかったのに、数年前に続いて、今回も一番大きな土砂崩れ被害が起きている。
となると、土壌の問題じゃなかったのだ。
近年のような異常な大雨が降れば、日本のどこでも崩れるということなのだ。
私が新聞記者時代、最も記憶に残っているのはこのブログでも何度も書いているが、昭和61年(1986)7月10日、鹿児島市の豪雨災害だ。
同市では、その後の1993年(平成5年)の「8・6水害」(死者105人)にかき消されて忘れ去られてしまったが、「7・10」も死者18人という大災害だった。
小説「城山崩壊」は「7・10」体験をもとにしているが、書いたときはやはり土砂崩れは土壌によるものとの思いが強かった。
今や、その〝常識〟では計り知れない、異常気象の時代に突入してしまったのかもしれない。
梅雨の集中豪雨での崖崩れ、土砂崩れといえば、鹿児島の専売特許というか、他の県ではあまり聞かなかった。
その理由は鹿児島の土壌が火山灰、いわゆるシラス台地だから、と専門家は口をそろえ、県民も皆そう思っていた。
ところが、近年、鹿児島ではその種の災害が少なく、今回のようにいろんな県で発生するようになった。
広島なんて土砂災害のイメージはなかったのに、数年前に続いて、今回も一番大きな土砂崩れ被害が起きている。
となると、土壌の問題じゃなかったのだ。
近年のような異常な大雨が降れば、日本のどこでも崩れるということなのだ。
私が新聞記者時代、最も記憶に残っているのはこのブログでも何度も書いているが、昭和61年(1986)7月10日、鹿児島市の豪雨災害だ。
同市では、その後の1993年(平成5年)の「8・6水害」(死者105人)にかき消されて忘れ去られてしまったが、「7・10」も死者18人という大災害だった。
小説「城山崩壊」は「7・10」体験をもとにしているが、書いたときはやはり土砂崩れは土壌によるものとの思いが強かった。
今や、その〝常識〟では計り知れない、異常気象の時代に突入してしまったのかもしれない。
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