安田純平氏の「解放」とは ― 2018/10/31
新聞の投書欄には時々、すごい卓見や正論を見かける。
今朝の産経新聞に東京の団体職員(46)の「『解放』も無邪気に喜べない」という投書が載った。
内戦下のシリアで武装勢力に拘束されたとされたフリージャーナリスト、安田純平氏が解放されたことについて日本人として、とても無邪気に喜べない。北朝鮮による拉致被害者の方々の存在がよぎるからだ。
自分の意思に反して、近くの国に連れ去られた子供、女性を含む人々に対し日本は何もできずにいる。
一方で、自らの意思で危険な国に入った安田氏は、政府の「国際テロ情報収集ユニット」なる部署が関係国に働きかけた結果、解放されたという。なぜ、その時間と労力を拉致被害者の救出に注げないのか。順番が逆ではないか。
拉致被害者家族の方々は、今回の解放報道をどんな思いで見ただろうか。安田氏は拘束された3年余を「地獄だった」と語ったが、40年以上も拉致されたままの横田めぐみさんはどうなるのか。「安田氏を英雄として迎えよ」と主張するテレビのコメンテーターに至っては全く鼻持ちならない。
今朝の産経新聞に東京の団体職員(46)の「『解放』も無邪気に喜べない」という投書が載った。
内戦下のシリアで武装勢力に拘束されたとされたフリージャーナリスト、安田純平氏が解放されたことについて日本人として、とても無邪気に喜べない。北朝鮮による拉致被害者の方々の存在がよぎるからだ。
自分の意思に反して、近くの国に連れ去られた子供、女性を含む人々に対し日本は何もできずにいる。
一方で、自らの意思で危険な国に入った安田氏は、政府の「国際テロ情報収集ユニット」なる部署が関係国に働きかけた結果、解放されたという。なぜ、その時間と労力を拉致被害者の救出に注げないのか。順番が逆ではないか。
拉致被害者家族の方々は、今回の解放報道をどんな思いで見ただろうか。安田氏は拘束された3年余を「地獄だった」と語ったが、40年以上も拉致されたままの横田めぐみさんはどうなるのか。「安田氏を英雄として迎えよ」と主張するテレビのコメンテーターに至っては全く鼻持ちならない。
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