青山繁晴議員秘書に82人応募8人通過2022/02/04

以下はすべて「青山繁晴の道すがらエッセイ」からの引用です。


初めての私設秘書がいずれ誕生しそうです

▼なんと82人もの応募がありました。
 十代から七十歳代近くまで、幅広い、応募をいただきました。
 すべてのみなさんに深く、感謝します。

▼その全員について、第一次の書類選考 ( 公設秘書3人による選考 ) 、第二次の書類選考 ( ぼくと公設第一秘書による選考 ) をおこない、8人ほどが通過しました。
 今後、面接を行っていきます。

▼まだ途中経過ですが、応募された82人ものかたがたはみな、「もう〆切は過ぎたはず。今どうなっているのか」とお思いでしょうから、最小限度の情報に絞って今、公表しました。
 なぜ最小限度か。
 応募者全員について、応募の秘密を絶対に守らねばならないからです。

▼それぞれが憂国の士であり、年齢や男女、経歴はまったく関係なくそうであることが、何よりうれしいです。
 すべてが決まってから後に、応募者全員にお礼として、ぼくから便りをお出しします。

▼なお、議員会館の青山繁晴事務所はこれまで、どんなに多忙でも、公設秘書の3人と参議院議員のぼくの4人だけで、公務を果たしてきました。
 公設秘書とは、国会法によって国費 ( すなわち日本国民の税金 ) で人件費が拠出されることが認められている、特別職の国家公務員です。
 公設第一秘書、公設第二秘書、公設政策担当秘書の3人だけです。
 これはたとえば、アメリカなどに比べるとたいへん少ないです。

 アメリカ議会の下院 ( 日本の衆議院 ) では、国費 ( すなわちアメリカ国民の税金 ) が負担する公設秘書は、議員一人あたり実に22 人です。
 正確には、常勤秘書 ( permanent employee ) が18人、その他の秘書 ( additional employee ) が4人です。

 これで、日米の格差に驚くのは、まだ早いのです。
 ぼくの居る参議院にあたる上院では、議員ひとりが国費 ( 税金 ) で雇用できる秘書は、なんと人数無制限です。
 最初に現役のアメリカ合州国上院議員から直に、これを聴いたときは、聞き間違いかと思いました。
 しかし事実です。
 無制限です。

 おとどしくらいの話では、上院議員 ( 日本の参議院議員 ) ひとりあたり、平均40人を超えているそうです。
 常勤秘書に限っても、平均35人前後いるそうです。
 2年ぐらい前に、ぼくが確認した情報です。その後に多少の見直しがあったかも知れません。武漢熱のためにアメリカ議会に行って直接、議論することができませんから。
 しかし「国費負担の公設秘書が減らされた」という話は聴きません。そんな発想すら、まったく聴きません。

 背景には、議員自身が立法する法案が、アメリカの基本であり、日本では、そうした議員立法は全会派一致が大原則なのでとても少ないということがあります。
 共産党をはじめ、世界観、国家観、歴史観がまったく違う政党と一致する法案は、なかなかに困難です。
 ただし、学者や評論家の「日本は議員立法が少ないから駄目だ」といった批判は、現場を知らないお話でもあります。
 なぜか。
 議員立法ではない法案は、閣法と言います。内閣・政府が国会に上程するからです。
 しかしそれは内閣・政府が勝手につくるという意味ではまったくありません。自由民主党が与党でいる限りは、すべての法案は、党の部会の審議を経て、部会で諒解されないと、国会に上程できません。
 ぼくが議員となってから、一生懸命にみなさんに紹介してきた部会ですね。
 閣法の審議、これが、部会の機能の最大のものです。
 政府の方針や政策についても、部会の諒解がないと通常、成立しませんが、法案については、もっと明確です。部会を通らない閣法は、国会に出せません。

 さらに大切な、知られざることがあります。
 自由民主党の議員にほんとうにやる気があれば、みずから法案を行政官 ( 官僚 ) に提案し、内閣と議論を重ねに重ねて、閣法として仕上げることができます。
 閣法ならば、野党が反対する法案であっても、国会に上程できる、つまり出せるから、非常に意義が大きいです。
 ぼくはこの5年半、それを積み重ねてきました。
 そして、このことこそが、議院内閣制の本分なのです。
 アメリカの大統領制とは根本的に違います。

▼「日本も議院内閣制をやめて大統領制にしろ」と仰る評論家、学者、コメンテーター、元政治家がいらっしゃいますが、そういうかたは、天皇陛下のご存在が無くてもよいという立場の人が多いです。
 ろくに考えずに、発言している人は論外ですが、信念をお持ちで「議院内閣制をやめろ」というかたは、基本、天皇陛下のいらっしゃらない日本を望んでいると、長い、直接の議論の体験から、ぼくは考えています。

 どうして日本は議院内閣制でいるべきだと、ぼくは考えるのか。
 国際社会で言う国家元首とは、日本では、天皇陛下しかいらっしゃいません。
 たとえばアメリカの大統領は、為政者と元首を兼ねます。
 ぼくらの日本では、元首は天皇陛下であり、そのもとに為政者の内閣総理大臣がいるのです。

 ほんとうは、日本の天皇陛下のご存在は、西欧の法体系で言う元首とは、違います。
 同時に、国際社会で「日本の元首はどなたですか」と尋ねられたとき、ぼくは必ず、「天皇陛下です。古代から一貫して、そうです。二千年を超える永い歴史を貫いて、そうです」と答えます。
 それを聴いた外国人は、ぼくの経験の範囲内ですが、おひとりの例外もなく、日本と日本人への見方を変えました。敬意のこもったまなざしに、一変することも珍しくありません。
 アメリカ人はもちろん、中国人であっても、そうなのですよ。
 天皇陛下をいただき、そのもとに内閣総理大臣がいらっしゃり、その総理大臣は議会から選び、議会の議員は国民が選ぶ。
 これが、ぼくらの祖国の議院内閣制です。
 それを長いあいだ変わらずに支えている日本人に、すくなからぬ外国人が敬意を抱いてくれます。ぼくは何度も、何度もそれを世界の現場で聴いてきました。
 戦場であってすら、そうなのです。 

▼話を元に戻すと、その天皇陛下のいらっしゃる議院内閣制のもと、閣法を内閣や行政官任せにせず、共につくることを、その他の膨大な交渉、水面下交渉と同時進行で、ぼくは続けてきました。
 ですから、たった3人の公設秘書で足りる訳はありませぬ。

 しかし政治献金をどなたからも、1円も受け取らず、政治資金集めパーティをやらず、パーティ券を1枚も売らず、すなわち法が保証した資金集めを一切しないのですから、私設秘書の人件費について困難山積です。
 そのために、奮闘してくれる公設秘書3人と共に、やせ我慢でやって来ました。
 それを見直すきっかけになったのは、みなさんの熱意です。

「自由民主党を中から叩き直す」というぼくの理念に共鳴して、驚くほかないぐらい沢山のみなさんが、自由民主党の党員になってくださいます。
 議員会館の青山繁晴事務所を通じて、なってくださいいます。
 自由民主党ではな「自民党」が大嫌いというひと、政治家が大嫌いというひと、政治に無関心だったというひと、選挙には行かなかったというひと、そういう日本人こそが、どんどん議員会館の青山繁晴事務所を通じて自由民主党員になってくださっています。

▼そのために、ついに公設秘書3人の仕事が爆発 !
 これを契機に、何とかやりくりをして、私設秘書を雇おうと、公設秘書3人と協議のうえ、ぼくが決しました。

▼さて、8人ほどの方には、やがて面接のお知らせが行きます。
 そうでないかたにも、ぼくからの、こころからの礼状が届きます。

▼今回は応募しなかったけど、次に機会があれば考えようというひとも、それは無いというひとも、どうぞ、下掲をご覧になって、ぼくと、公設秘書3人と、やがて決まる私設秘書と、一緒に戦うために、自由民主党の党員になってください。
 こんなに長い政権担当の歴史があり、だからこそ日本政治を直接、動かしていて、同時にやはりだからこそ既得権益にどっぷり浸かっていて、天皇陛下のご存在に基づく国造りを基本とする唯一の政党である、自由民主党を、外から変えることはできません。
 内部の深くに確たる存在として居て、それでいて既得権益とは全面的に対決し、清潔を貫くことにだけ、変えられる希望があります。
 ぼくと、一緒にやりましょう。あなたにこそ、魂から、申しあげています。

コメント

_ 安島 徹(あじま とおる) ― 2023/08/19 18:47

2021/12/14付の繁晴先生の私設秘書募集に係るブログへのコメントを投稿致しました東京都中央区在住のアジマトオルと申します。
上記募集告知を受け90名近くに及ぶ応募者から書類選考を経てパスされた8名の方の中から面接試験等によって採用された私設秘書さんが先の参議員選後に一身上のご都合でお辞めになられた事実並びに今も尚、必要最小人数にて事務所運営されていることを知るに至り、こうしたコメントを投稿することで秘書さんの貴重なお時間を浪費させてしまう心苦しさを感じつつも、何かお役に立ちたい一心にて再度投稿する決意をいたしました。わたくしは、生活給欲しさにお手伝いを申し出ている訳ではなく、繁晴先生の総理・総裁ご就任を実現させることと、繁晴先生の強力なリーダーシップの下で、今や待ったなしの亡国日本の再建・復興を成し遂げるお手伝いを是非ともさせて頂きたいのです。
青山事務所による党員獲得数ランキングがトップ10になられたことは偉業の一つではありますが、それが終極的なゴールではない筈です。
議員票と党員票に一票格差がある限り、青山総裁誕生は夢物語のママです。
ただ、支援団体を持たない事務所としては党員数拡大は必至ですので、その事務処理効率を上げて、党内随一のマジョリティ達成に尽力させて頂きたく存じます。
履歴書送付等、必要なプロセスをご教示頂けると幸甚に存じます。

安島拝

_ toshi ― 2023/08/20 07:08

安島さん、申し訳ありませんが、こちらの記事はすべて「青山繁晴の道すがらエッセイ」から引用したものです。
安島さんの熱意ある訴えは、ぜひ直接、青山さんのブログにコメントして下さい。
よろしくお願いいたします。

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