土器の違いは食生活の違い?2023/06/03

複雑怪奇な縄文土器が、なぜシンプルな弥生土器に劇的に変わったのか、正直よく分からなかった。
こういう根本的な問題ほど、明快な説明がないのは世の常。

福岡市博物館の展示にヒントがあった。

弥生時代は水田稲作が始まった時代。
当然、炊飯は土器だ。

新しい形の煮炊き用土器が普及し始める(板付式)。
ふちが外に張り出して蓋をかけやすい(のせやすい)、持ちやすいという。

大型の土器でいろんな食材をごった煮にした縄文時代と、米だけを炊く土器が現われた弥生時代の違いということかな。

しかし、なぜ弥生土器の蓋は出ないんだろう。
いや、正確に言うと、土器の蓋は出ているようだ(見たことはないが)。
でも普通に考えて木製の蓋を使っていたと思うのだが、木だから腐って残っていないんだろうか。

また、縄文と弥生とのデザインの違いは、素人考えだが、縄文の食事がある意味、祝祭的な空間だったのに対して、弥生ではそうした意味を失ったせいではないだろうか。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://restart.asablo.jp/blog/2023/06/03/9591445/tb