玉木氏がUSAIDを擁護?2025/02/11

Share News Japanによると、国民民主党の玉木雄一郎氏がUSAID(米国国際開発庁) について説明する動画をXに投稿したそうだ。

玉木氏は「USAIDはアメリカの海外支援機関であり、自身も中東のヨルダンで関わった経験がある」と発言。また、「USAIDの支援がなければ、多くの途上国のプロジェクトが止まり、結果的に困る人が出てくる」として、USAIDに対する一方的な批判には慎重な姿勢を示したという。

これに対する意見のほうが良かったので、紹介したい。

・玉木さんが言うように、途上国への援助や支援は必要不可欠でしょうね。ですがUSAIDがその裏でしてた人身売買やアヘンの生産、ウイルス開発や戦争の助長といった非人道的なことは決して許していいものではないです。それらに政府やNHKも関わってるらしいじゃないですか!日本でも報道されるべきです。

・玉木さん自身は人柄良い感じすごいするね。ただ、それなりに支援して結果出てるから、で良いとはならんでしょ?結果的にダメな部分が許容できる範囲内で収まってないからダメって話ではないのですかね?玉木さんを責める気持ちはないですがやってること緩いんだよって思うな。

玉木氏は何も言及しないほとんどの他の議員よりはマシだが、やはり日本の国会議員の危機感の無さが如実だ。

石破首相も、トランプ大統領との共同会見で、ちんぷんかんぷん、僕には関係ないもーんて顔してたもんなあ。

USAIDは「世界征服をたくらむ悪の組織」2025/02/10

トランプ米大統領が閉鎖を決めた、米国国際開発庁USAID(United States Agency for International Development)は、大統領によると「大勢の急進的な狂人たちによって運営されてきた」という。

連邦政府予算から400億ドル(約6兆円)がUSAIDの対外援助事業に充てられている。世界約60カ国に拠点があり、年間1万5000件ほどの事業を200超の国・地域で展開。1万人の職員の3分の2は米国外で活動しているという巨大組織だ。

問題はその対外援助の中身だ。

ホワイトハウスが公表したUSAIDの「最も馬鹿げた出費」一覧によると、こうだ。

🔸 グアテマラにおける性転換とLGBTアクティビズム・プログラムに200万ドル(3億1066万円)。

🔸 セルビアにおける人種その他の多様性拡大プログラムに150万ドル(2億3300万円)。

🔸 コロンビアにおける「トランスジェンダー・オペラ」演出に4万7000ドル(730万円)。

🔸 ペルーでトランスジェンダーが主人公の漫画出版に3万2000ドル(497万円)。

🔸 アフガニスタンで肥料を買い占め、それを基にヘロイン製造。

🔸シリアでアルカーイダ(ロシアで活動禁止)と関係する武装戦闘員用の食糧購買費。

USAIDとは一体、何を目的とした組織なのか。
普通の常識では測れないので、フィクションを対象にした岡田斗司夫著『「世界征服」は可能か?』(ちくまプリマ―新書)を参考に考える。

欲しいのは金なのか、人類を支配することなのか、人類を絶滅させることなのか、はたまた、争いのない平和な世界をつくることなのか。

最も当てはまりそうなのは「人類の黒幕として歴史には名前が残らないけれども、ずっとコントロールして、次の戦争はここを勝たせようとか、この国には原子爆弾を落とそうとか、そういう陰の支配者みたいな存在になりたい」というものだ。

その目的のためには、人材確保と資金調達が必要だ。

メンバー1人に毎月20数万の給料を払えば、10人雇うだけで毎月2百数十万。年間で3,000万円かかる。100人なら3億円。人件費だけでこれだけだ。もちろんメンバーを集めるのにも金がかかる。

また最低でもメンバー数百人が活動する場所(マンション?ビル?)も必要だ。

だから、ヤクザだって一生懸命に稼ぐし、「オウム真理教も、マハーポーシャというパソコンショップをつくったり、『うまかろう安かろう亭』というファミレスみたいなものをつくったりして」金を稼いでいた。

それから「作戦と武装」が始まり、悪の秘密組織なら「部下の管理と粛清」も必須だ。
世界支配がとても割に合わないことが分かる。

しかし、これがすべて税金なら、いとも簡単だ。

それがUSAID、ということになる。

日本遺産は「筋の悪い事業」2025/02/06

文化庁は4日、文化財を観光振興に活用する「日本遺産」のうち福岡、佐賀両県の「古代日本の『西の都』」の認定を取り消した。2015年度の制度開始以降、取り消しは初めて。自治体など関係団体間の連携がなく、住民らの認知度が低いことなどが理由。一方、新たに「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」を認定した。
 日本遺産は104件で変わらない。文化庁は上限を100件程度としており、取り消しで地域を入れ替え、数が膨らむのを防ぐ。25年度以降も必要に応じて入れ替える方針だ。
 審査は、文化庁の有識者委員会が地域の体制や人材育成など7項目の観点から総合点を算出。今回は15年度に認定され、21年度の審査で改善が必要とされた「条件付き認定」の4件と新規候補1件が対象だった。
 西の都は、集客の多い太宰府天満宮などから周辺に誘導する効果的な手法が地元の計画に十分記載されていない点も指摘され、総合点が最低だった。
ただ一定の水準は満たしているとして、改めて認定を目指す「候補地域」とする。
(共同)

日本遺産に深くかかわってきた某館長から、1年ちょっと前に小人数の会合で裏話を聞いていたので紹介したい。

共同通信記事の冒頭にもある「文化財を観光振興に活用する」がキーワードだ。

「日本遺産」は文化庁がやるより観光庁がやるにふさわしい「事業」であって、「価値づけ」ではないのだ。
そもそも、2020年の東京オリンピック(開催は2021年)までの観光政策だった!

某館長は「この事業は、文化財を金に換えようというもので、筋が悪い」と本音を吐露していた。

「ストーリー」というのもキーワードで、地域の歴史遺産や文化遺産をストーリーとしてパッケージ化、観光資源にする。「戦略的にやりなさいよ」と尻を叩かれる。
文化財の保存重視から「活用」重視への転換だ。

2015年度に太宰府市単独で日本遺産は認定されたが、その際、文化庁から、周辺地域を含めた古代日本の巨大な防衛構想等の視点をストーリーに盛り込むよう指示されていた。
その結果、2020年6月、福岡県の5市1町と佐賀県基山町の「広域型」に変更認定された。

某館長は「太宰府市を超えて広がったのは本当によかった。佐賀県まで入っている」と言うが、その半面、「取りまとめるのは県だろう?」という不満もあるようだ。

そのせいか沈滞気味となったのが今回の取り消しを招いたようだ。

Xでの反応を見ると、「取り消しって…もはや要る?wその称号」とか、「そもそも西の都とかいうカテゴライズに無理がある気がするけど協力しないと金出さんって感じが如何にも文化庁って感じ、地元なのでいろいろ活動してて昔から話聞くけどまあまあ偉そうなお役所である」と、なかなか本質を衝いたものが見かけられる。

私も日本遺産など返上でいいと思う。

パワハラと死2025/01/27

斎藤兵庫県知事をめぐる一連の問題で、県議だった竹内という人が自殺したらしい。
その騒ぎに関心はないのだが、立花孝志氏の発言がしきりにXで流れてくる。

その中で、政治家のメンタル、普通人のメンタルというものをあらためて考えさせられた。

立花氏によると、政治家という職業は「意見・論評や名誉棄損」にさらされるが、政治家をやる以上、さらされることは前提である。
それによって自ら命を絶ってしまうような竹内さんは「非常に稀な性格」のかたであるという。

あらためて私には政治家はできないと思った。

私の同期の自殺を思い出した。

https://restart.asablo.jp/blog/2017/08/26/8658043

上村というのは仮名です(知ってる人には分かる)。

左翼とパワハラ2025/01/25

左翼記者といえば、私にパワハラを繰り返した人間もとんでもない反日左翼だった。

かなり詳しく書いた記事があるのでお読みください。

https://restart.asablo.jp/blog/2017/08/17/8649193

セクハラ・パワハラをやっていた男も大の朝日新聞好きで、新聞整理(新聞の見出し・レイアウト)をリードして地方紙らしさを失くし、すっかり朝日新聞チックに変えてしまった。
そいつは部下の胸ぐらをつかむような傲慢な男だった。しかも以上2人は同郷!

https://restart.asablo.jp/blog/2023/12/20/9644040

高市早苗敗れる‼2024/09/28

高市早苗敗れる‼
決選投票前に嫌な予感はした。
高市さんはどうして最後にあんなに下手くそな演説をしたのか。これまで聞いたこともない。40点の出来。
先にやった石破さんは百点満点の演説。
4度も落ちているだけに、最後の5分間の重要性を知っていたのだ。
対する高市さんは詰めを欠いた。無念‼

ちょうど安倍元総理のスピーチライター谷口智彦氏の本を読んでいたから言うのだが、石破氏は専門のスピーチライターに書かせ入念に練習を積んだに違いない。
でなければあんなストーリー性のある、まとまった話を急にはできない。

対する高市氏は出たとこ勝負のアドリブ。
話に何のヤマ場もなく、突然とってつけたような公明党の話なんかしたことで、何も準備してなかったことがよく分かった。

これで浮動票は石破に流れた。

今、高市さんの逆転負けについて、岸田首相が「高市以外に入れろ」と旧岸田派に指示したとか、しきりに原因探しがなされている。

しかし、今回の総裁選では1回目の投票で7陣営もが落選したのだ。
その大量の支援議員たちは決選投票でどちらに入れてもおかしくない。
ましてや今回は初めての「脱派閥」の総裁選だった。
かなりの議員が「浮動票」と化したと思われる。

私は高市さんが最後に、議員たちの魂を震わせるような演説をしていたら勝っていたと思う。

高市さんの引きつった顔を見れば、失敗は明らかだ。

総裁選不出馬は大失態2024/09/16

青山繁晴さんには失望した。

14日、新潟県で講演し、「2日前に総裁選から拒まれた青山繁晴です」と自己紹介したというのだ。

拒まれた?
青山さんは被害者なんだろうか。

まずは支持者の期待を裏切ったことへのお詫びではないだろうか。

多くの支持者が何年も待ち望んでいた総裁選。
その土俵にも上がれなかったのは、はっきり言って〝大失態〟だ。

被害者ぶってる場合じゃない。
出馬会見したのにマスコミが無視したとか、特にNHKが無視したとか。
推薦人の壮絶な引き剝がし・裏切りに遭っているとか。

しかし、出馬会見が失敗だったことはすでに指摘した。

そのあと急いで推薦人集めをやり直さなければいけない時に、「自分はこれまでのやり方を変えるつもりはない」とかっこをつけて、インド出張に行ったり、国会議員とも一人一人の目を見て話すんだと悠長なことを言ってるうちに時間切れとなった。

青山繁晴さんは72歳。
温かい支援者たちは責めもせず、次の総裁選に期待しているらしいが、年齢的にもう次はない。
つまり最初で最後のチャンスだった。
だからこそプライドや変なこだわりを捨てて、なんとしてでも総裁選の土俵には最低限、上がらねばならなかったのだ。