林芙美子文学ウオークはついにフルコースで2021/04/29

27日、林芙美子没後70年文学ウォークも3回目。
いよいよ桜島まで足を延ばしてのフルコースを実施しました。

いつものように、大正3年、10歳の芙美子が両親と離れて暮らした加治屋町(祖母のフユがいた)をまず訪ね、そのとき通った山下小学校、林家が代々紅屋を営んでいた中町を巡って桜島フェリーへ。

フェリーとバスを乗り継いで、改新小学校跡(改新交流センター)に到着。毎年6月に地元で開催している林芙美子忌の担当者から、コロナでやむなく中止しますとの話を聞く。

そこで林芙美子文学碑に行って、芙美子が昭和11年、32歳のときに書いた、桜島への思いがあふれる「故郷への愛歌」を恵子さんに朗読してもらい、われわれだけの林芙美子忌を行いました❕

再びバスとフェリーで鹿児島市街地に戻り、芙美子が昭和13年に武漢攻略戦従軍の凱旋講演をした中央公民館に立ち寄って、城山公園の遊歩道を登って恒例の城山ホテル鹿児島にある林芙美子文学碑へ。錦江湾を隔てた新旧の文学碑を一日で見学達成。城山を下り、照国神社前の桜島爆発記念碑(芙美子が鹿児島にいたのも大正3年なのです)で解散。お疲れさまでした~

3か月連続、3回おこなった文学ウォークもひとまず完結。
のべ24人が参加。全員女性でした。

鹿児島でも「まち歩き」はしょっちゅうやられてると思いますが、ほとんど全部、歴史・自然関係のまち歩きですよね。文学のまち歩きは珍しいと思います。今まであったとしても、向田邦子くらいじゃないでしょうか。
林芙美子ならもっと面白い文学ウオークができるのに、今まで誰もやったことがなかった。じゃあ、自分がやろうかと。没後70年で本籍地の鹿児島で何もやらないのは寂しいなと思っていましたから。
でも前例がないから、手探りでコースを考えました。試行錯誤できたのも参加者がいたからこそと感謝しています。

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