白人に不都合な歴史は教えられてこなかった2018/04/25



ヘンリー・S・ストークス著「戦争犯罪国はアメリカだった!─ 英国人ジャーナリストが明かす東京裁判70年の虚妄」を読むと、 われわれ日本人がいかに嘘を教えられ、そしてそれを信じ込んでいるか思い知らされる。

タイトルで分かるように、テーマは東京裁判の不当性を暴くことだが、同時に、いかに白人が世界で残虐なことをやってきたかが明かされる。

白人の残虐性は、モーゼの教えに端を発する。
聖書の「民数記」には神の言葉として、「異教徒は男も女も全員虐殺せよ。男を知らない処女は分かち合え」と書いてある。

白人はその通りにやってきた。

中南米のインディオを1500万人以上殺戮したのは、「インディアスの破壊についての簡潔な報告」(岩波文庫)で知っていたが、実際はもっとひどい。

キリスト教徒たちは日本人の娘を人身売買していた。

かの有名な天正少年使節団が証言しているのだ!

ヨーロッパ各地で50万人という!実際に少年たちは目撃している。

「肌白くみめよき日本の娘たちが秘所まるだしにつながれ、もてあそばれ、奴隷として転売されていくのを正視できない。鉄の枷をはめられ、同国人をかかる遠い地に売り払う徒への憤りも、もともとなれど、白人文明でありながら、何故同じ人間を奴隷にいたす。ポルトガル人の教会や師父が硝石と交換し、インドやアフリカまで売っている」

こんなことは学校も歴史家もマスメディアも誰も教えない!

秀吉の「伴天連追放令」の目的は、日本人奴隷売買の禁止だった。

アメリカを建国した清教徒は「マニフェスト・デスティニー」(明白なる使命)によって、一億人以上のインディアンを殺戮した。

そして西海岸に到達したアメリカ人は、ついに日本にやってくる。

1853年、ペリー来航。
現代ののんきなわれわれと違って、幕府は白人の残虐性を知っていたのだろう。
対応を決めかねて、米大統領の国書を翻訳して、江戸始まって以来初めて、各藩の藩主に意見を聞いた。

島津斉彬は「米国の要求を受け入れることは、幕府の体面を傷つけ、外国からの侮りを招く恐れがある。しかし、今すぐに米国と砲火を交えても、必勝を期し難い。交渉をできるだけ長引かせ、回答を三年延ばすことにしてどうか。その間に武備を充実させ、民力を養うことによって一挙に『外夷を撃攘する』ことは決して難しくない」という書状を提出した。 多くの大名が斉彬に共感し、以降、「攘夷」という言葉が武士の合言葉になったという。

従来どの本にも「斉彬は英明で知られた」とあるものの、自明のこととして説明がない。ようやく理由が分かった。この本の思わぬ副産物だ。

大東亜戦争の真実は、日本の侵略戦争ではなく、凶悪な白人との人種戦争だった。
ここでも、鹿児島の先人が登場する。

牧野伸顕(大久保利通の二男)は、第一次大戦後のパリ講和会議で、人種差別撤廃法案を提案した。全権の西園寺公望は健康がすぐれず到着が遅れたため、実質的な日本代表は牧野だった。
オーストラリアの首相は署名を拒否して退席。議長のウィルソン米大統領も日本に提案の撤回を求めた。

しかし、牧野は採決を求めた。
その結果、出席16か国中11か国の賛成多数で可決された。
ところが、ウィルソンは「全会一致でない」として採決を無効にしたのである。

昭和天皇がこの出来事を「大東亜戦争の遠因」としていることは、当ブログでも何回か書いた。

日本軍は戦時国際法違反となる民間人の虐殺や強姦はほとんどなかった。
米軍は民間人を虐殺しまくった。戦時国際法違反である。
逃げ回る子供たちに機銃掃射した。民間の船舶、学童疎開船を沈めた。
東京の下町を火の海にした。数時間で十万人を虐殺したのは世界史上の記録である。
もちろん原爆は都市を丸ごと殲滅するのだから、戦時国際法違反の「戦争犯罪」だ。
東京裁判は講和条約締結前、つまり戦争期間中に戦時捕虜を処刑したので、明白な戦時国際法違反であった。

日本の名誉回復のためにぜひ読んでほしい、驚くべき事実の詰まった本である。