2002、小泉訪朝の陰で2018/04/02



産経新聞6面の長期連載「40年目の検証 私の拉致取材」の3月31日付、第72回に興味深い指摘があった。

2000年の日本共産党と朝鮮総連の関係修復である。

かつて友好関係にあった朝鮮労働党と日本共産党は1983年以降、断絶していた。

ところが、2000年の日本共産党大会に朝鮮総連幹部を来賓として招いた。
翌01年には朝鮮総連全国大会に、共産党の志位和夫委員長が18年ぶりに出席した。

シン・ガンス容疑者の判決文など、朝鮮総連活動家が日本人拉致に関与したのが確実となった中での関係修復だった。

2002年8月30日、小泉純一郎首相の訪朝が電撃的に発表された。

翌9月に志位委員長はCSテレビで拉致問題は「疑惑の段階だ」と発言した。

9月17日の小泉訪朝直前だ。
拉致で何か進展があるのではないかと、日本中が目を凝らしていた時期だ。

私の身近でもおかしなことがあったのを思い出す。
2002年9月15日発行で、鹿児島市の南方新社は、南日本新聞に1991年に連載された古臭い、汚元静也記者の反日連載「終わりなき旅路―鹿児島の朝鮮人強制連行」を急きょ、やっつけで出版したのだ。

しかし、いくら既存の原稿を使ったやっつけ仕事とはいえ、8月30日の電撃発表を受けてわずか2週間で本を出すのは無理ではなかろうか。 発表以前にどこかから(共産党?朝鮮総連?)情報が漏れたように思えるのだが。
今朝の産経連載第74回では、小泉訪朝まで1年近い水面下交渉があったことと、小泉訪朝の裏側にはさまざまな憶測があるが、どこまでが本当なのか今も闇の中だとされている。

二大駄作国民作家2018/04/02

司馬遼太郎と村上春樹。

あんなに読まれていたのが嘘みたいに、急速に読者が離れていっている。

これから読もうと思っている人へ。
ただの時間の無駄だから、くれぐれもやめたほうがいい。

※5/12付産経新聞読書面からの孫引きになるが、ニューズウィーク日本版にコリン・ジョイスという人が村上春樹批判をしているそうだ。
「あんなバカバカしくて不合理な話を、この分だと結末もまともではないなと思いながら何百ページも読む気にはならない」

リベラルが作る息苦しい社会2018/04/07

おととい5日付産経5面、阿比留瑠比の極言御免は中身はあまり大したことなかったが、タイトルが常々感じていることズバリだった。

リベラルが作る息苦しい社会!

いわゆるリベラル政党(実質は左翼政党に他ならないが)がモリカケばっかりやって、北朝鮮など重要な審議をやらずに国会を空転させ、今度は日報問題だと?
この国は今おかしい。

女は土俵に上がるな、と言えば、差別だとか。
今や「差別」「自由」「平和」を言う奴は信用できない。

LGBTを取り上げる自治体が増えてきている。
つい先日の福岡市に次いで、今度は千葉市だという。
LGB(レズ・ゲイ・バイセクシャル)は個人の性的嗜好であって、勝手にすればいいことだ。社会が保護するようなことじゃない。

T(トランスジェンダー、性同一性障害)は障害だから、支援しなければいけない。

これを一緒くたにしているからおかしいのだ。
同性愛なんて大昔からあるわけで、今まで通り陰でこそこそやってくれたらそれでいいのだ。
学校で教えるだと? 何を言っているのだ。

テレビのタレントもおかまや外国人が多すぎる(特に最近目立つのはNHK)。息苦しい。
おかまや外国人はマイノリティーだから使ってやらないといけないとでも言うのか。マイノリティーでも何でもない。むしろ、目立ち過ぎ、のさばり過ぎだ。
もっと普通の日本人を大事にしてほしい。
この国は今おかしい。
日本をむちゃくちゃにして笑っている奴らがいる。

それが、リベラルが作る息苦しい社会の正体だ。

東條英機の驚くべき予言2018/04/09

岩浪由布子『祖父東条英機「一切語るなかれ」』(文春文庫)に、東條英機の遺書が収録されている。

東條が聡明な人間であるのは知っていたが、中で一番驚いたのは、

「第三次世界大戦に於いては極東、即ち日本と支那、朝鮮が戦場となる」

と断定していることだ。これは正に、今現在のことではないか。

実にいろいろと考えさせられる遺書なので、最初から見てみる。

まず、自分は国内的には責任がある、としている。
しかし、国際的な犯罪としては無罪だ。ただ力の前に屈服した。

「東亜民族も亦他の民族と同様に天地に生きる権利を有つべきものであって、その有色たるを寧ろ神の恵みとして居る」
この一節は、大東亜戦争の本質が人種差別の戦争であったことを物語っている。
「列国も排他的の感情を忘れて共栄の心持ちを以て進むべきである」

「実は東亜の他民族の協力を得ることが出来なかったことが、今回の敗戦の原因であったと考えている」

次がまた大事なところだ。
「今次戦争の指導者たる米英側の指導者は大きな失敗を犯した。
第一に日本という赤化の防壁を破壊し去ったことである。
第二は満州を赤化の根拠地たらしめた。
第三は朝鮮を二分して東亜紛争の因たらしめた。米英の指導者は之を救済する責任を負うて居る。」

まさしく、米英が抗日容共の蒋介石を支援して、結果的に中国共産党を育てたのは大きな間違いだった。
全く逆で、日本を防共の盾として支援して、中国共産党を倒すべきだったのだ。
その過ちが今の世界情勢を招いている。
アメリカも内心、悔いていることだろう。

「我が国従来の統帥権独立の思想は確かに間違っている。あれでは陸海軍一本の行動は採れない」

軍を一つの意志にもとづいて指揮運用する「軍令」の権を統帥権という。
統帥権は、内閣制度の国では当然内閣が持つのだが、プロイセン(ドイツ)が統帥権を政府から独立させ、首相は関与しないという慣行を確立させ、プロイセンを範とした日本陸軍が統帥権の独立を図ったという。
天皇以外には陸海軍を統一する機関・組織が全く存在しなかった。
その天皇自身が立憲国の君主として、政府と統帥部との一致した意見は認めなければならぬという基本姿勢を貫いたのだから、誰も陸海軍を束ねる者はいなかったのだ。

だから天皇は、おかしな話だが、「陸海軍の不一致」を敗戦の四原因の一つとしている。

見るべき映画「ウィンストン・チャーチル」2018/04/10

映画「ウィンストン・チャーチル」を見た。
いろんな意味で考えさせる映画だ。

まず、今現在の状況とあまりに重なる。
独裁者に対して、交渉するか、戦うか、国論は真っ二つに割れる。
安倍さんはどういう思いで見たのか、気になる。

チャーチルが何度も言い方を換えて強調するのは、
「徹底して最後まで戦えば、もし万一、負けたとしても立ち直れる。
諦めれば、侮られ、滅亡する」というような趣旨の言葉。
完全再現できないのが残念だが(パンフ買えば載ってたかな~?)

これでまず思い出したのが、関ヶ原での島津の敵中突破。
島津は敗者の側だったが、最後に家康の本陣に斬り込んで、存分に暴れてそのまま一直線に退却した。

「見事な負けっぷり」と称えられ、戦後も所領を安堵された。
これに対し、毛利は勝者の東軍にいながら様子見をしていたため、戦後、厳しく罰せられ、中国地方全域だった所領を現在の山口県の一部にまで削られた。

また、日本も負けたとはいえ、物量に勝る米軍相手に3年8カ月も戦って心胆を寒からしめた。
最後は命を捨てての特攻までやって抵抗。原爆二つに屈服したが、徹底的に戦ったと言っていいだろう。
そのおかげか、米国は天皇の地位を安堵するなど、日本を分割して消滅させるようなことはなかった。
特攻隊の死は無駄ではなかったのだ。

映画はよかったが、ただ、チャーチルはヤルタ会談で、米英ソでの世界支配を決めた張本人であることを忘れてはならない(蒋介石には事後承諾だった)。

東條英機もチャーチルに負けない偉人だが、演説で国民を動かすようなことがなかった。
また、統帥権の問題で軍が言うことを聞かなかったのが悲劇だった。

陸上自衛隊小郡駐屯地モニターになりました2018/04/13

地元にある陸上自衛隊小郡駐屯地の本年度モニターに委嘱されました。

私の隣が駐屯地トップの秋葉部隊長。
奇遇にも鹿児島出身だそうです。

モニターは全員で7人。
思ったより多かった。でも、希望者全員じゃないそうです。

15日には大分の日出生台演習場での訓練を見てきます。

朝日新聞 誤報・虚報全史(笑)2018/04/17

確かにこれは永久保存版だ!