アメリカがソビエトを同盟国にしたのは誤りだった! ― 2018/04/27
『裏切られた自由 フーバー大統領が語る第二次世界大戦の隠された歴史とその後遺症』を読んでいる。
副題にあるように、第31代米大統領ハーバート・フーバー(共和党、故人)の回顧録だ。
ソビエトを同盟国とした大戦期のルーズベルト(民主党)外交の誤りに厳しい目を向けた本である。
1963年9月に完成しながら、2011年に米で刊行されたという、いわくつきの本だ。
ヘンリー・S・ストークス氏が絶賛していたので読み始めたのだが、最近私が感じていたことがそのまま書いてあって、意を強くした。
それは、米英がソ連と組んで日本と戦った判断の過ちで、中国とロシアにいまだに苦しめられているということ。
では、本の記述を見てみよう。
そもそも、ウッドロー・ウィルソン大統領(民主党)は、第一次大戦終了時点で、ロシアの共産主義政権を承認しない方針を発表した。
ソビエト(ボルシェビキ政府)が第三インターナショナルを支援し、世界に革命を惹起させることを公言しているのだから当然だ。
こうして四代の大統領(ウィルソン、ハーディング、クーリッジ、フーバー)は15年にわたってこの方針を堅持した(ウィルソン以外は共和党)。
ところがフランクリン・ルーズベルト(民主党)は1933年10月、大統領就任からわずか8カ月後、ソ連に国交を結ぶ協議を求めた。
こうして同年11月16日、アメリカはソビエトを国家承認した。
「我が国がソビエトを承認したことは、国家としてのお墨付きを世界各国に与えたようなものだった。我が国の決定に他の国々も追随した。(共産主義者の)陰謀を抑えていた蓋がこうして開いた。そして、その結果がもたらした状況に世界はいまでも苦しんでいる」
民主党が共産主義に甘いばかりに政治を誤るのは、85年後の今に至っても変わらない。
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