また中国共産党を助けるのか、お人好し日本2018/08/14

侍は議論を重んじた2018/08/17

昨日、肥前さが幕末維新博覧会のうち、「リアル弘道館」と「葉隠みらい館」の二つをのぞいた。

後者はあまりにちゃちで論外だったが、前者では気づくことがあった。

佐賀の武士は、子供のときはまず「素読」で、中国の古典をとにかく意味を知るより前に音読することから始まる。

それが長じて内容を理解するようになると、最終的には「会読」といって仲間との討論をやる。選ばれた優秀な者は、藩主とさえ討論できたという。

こうして議論に鍛えられたことが、のちの明治の世で、他藩出身者や外国との交渉に大いに役立ったというのだ。

これは全く薩摩の郷中教育と同じだ。

司馬遼太郎だったか、薩摩では「議を言うな」といって議論を禁じたという嘘を流布して、かなり世に広まったことがある。

実際には郷中教育も佐賀藩と同じで、素読に始まり、最終的には徹底的に討論させた。

しかも抽象論ではなく、「日本はアメリカ、イギリスに勝てるか」といった時事的なテーマで討論させるのだ。

これが倒幕や維新の原動力になったと言っていい。

つまり、日本を強くする教育だ。

今の日本の教育に最も欠けているところだ。

では、どうして日本人が議論下手、と長年言われながら教育に取り入れられないのか。

それはGHQと、その後の中国共産党の要求によって、日本を弱くする教育がずっと一貫して行われているからだ。

だから、改善されるわけがない。

教室ではひたすら押し黙って、教師の話を聞くだけだった。
これを16年間。忍耐強い人間にはなったかもしれない。
隣国からどんなに罵られようと不思議なほど大人しい日本人が多い。

日本は「やむを得ず」戦争をした2018/08/17

12日付でも取り上げた、ガダルカナル戦の研究者、亀井宏氏(84)が「あの戦争は、仕方がなかった」と非常に興味深いことを言っている。

「8月になると新聞やテレビで『戦争は二度とするものじゃない』って記事が出る。でも、戦場体験者はそうは言わない。もちろん戦争を肯定するわけではない。ただ、誰もあの戦争の流れを止めることはできなかった。だから、『仕方なかった』と言う。私もそう思います」

実は、昭和天皇ご自身が「開戦詔書」で、そう吐露しているのだ。

「今や不幸にして米英両国と■端(きんたん)を開くに至る 洵(まこと)に已むを得ざるものあり 豈(あに)朕が志ならんや」 (原文は漢字カタカナ交じり)

このあと天皇陛下は実に正直、正確に開戦の理由を述べている。

「東亜安定に関する帝国積年の努力は悉く水泡に帰し帝国の存立亦正に危殆に瀕せり事既に此に至る 帝国は今や自存自衛の為蹶然起って一切の障礙を破砕するの外なきなり」

日本人なら是非一読すべき、というか、学校で教えるべき歴史的宣言だ。

がっかり観光スポット・ワースト32018/08/18

3つとも大変な人気観光地である。
期待が高かっただけに、落胆も激しかったといえる。

1.元之隅稲荷神社

安倍首相の地元、山口県長門市。この夏の帰省でも、首相は同神社を訪ねていた。

赤い鳥居がずらりと並ぶ、壮観な光景で有名である。

福岡から日帰りバスツアーで訪ねた。

途中、いくつか立ち寄ったこともあり、6~7時間かかった。
近くなってからの道はひどく狭い。
バスはとうてい離合は無理と思われる道を行った。
車で行く人は注意が必要だ。

こんな苦労をしてようやく着いたところは、まず、
「えっ、これだけ?」と声が出る。

あの写真を見れば、鳥居がどこまでもどこまでも続いているのだと思って来る。
写真は、その一部を切り取ったのだと。

ところが、実際には写真に映っているあれだけの鳥居がすべてなのだ。

30mくらいか?

全部の鳥居をくぐって登っても5分くらいか。
登った先の神社は小屋みたいな小さなもので、人もおらず、御朱印も紙が置いてあるだけだ。

実にフォトジェニックな場所だといえよう。写真で見るだけで良い。わざわざ苦労して行くことはない。

2.大阪造幣局の桜の通り抜け

毎年、桜の季節になると、必ず名所として挙げられる。

みんな評判を聞いてくるから、大変な人だ。

ところが、ソメイヨシノではないのだ。
いろんな種類の桜が植えてあって、どれもきれいじゃない。

押し合いへし合いしてまで見るようなものではないと、途中、脇にそれて出た。

造幣局の外の川沿いや大阪城のソメイヨシノがどんなに美しいか、あらためて感じた。

3.イギリスの湖水地方、コッツウォルズ

最後に海外。

イギリスのツアーには湖水地方かコッツウォルズ、あるいは両方が必ず組み込んである。

どんなにいいところかと思っていくと、小さな町に川が流れているだけと言っていい。
たとえば、私の故郷、鹿児島でいえば、南薩の旧川辺町に似ていると思った。言っちゃ悪いが、その程度。日本なら全国どこにでもあるレベルだ。

思うに、湖水地方・コッツウォルズの振興のために、英国政府が外国の旅行会社に必ずツアーの中に組み込むよう義務付けているのに違いない。

そうでもしないと、わざわざ行くような場所ではないのだ。

以上、いずれも私見です。参考にするかしないかはおまかせします。

B-29は非戦闘員56万人を殺した2018/08/23

日本はアメリカの戦略爆撃機B-29に負けたと言っていい。

全作戦を通じて、3万4790機が出撃し、原爆以外に17万トンの爆弾を投下した。
米側の被害は、315人の死傷行方不明と414機の喪失。うち、日本軍戦闘機と対空砲火によるものは147機だった。
(カール・バーガー『B29』サンケイ新聞出版局=山田風太郎『同日同刻』から)

これに対し、B-29の空襲による日本側被害は死者約56万人。無差別爆撃で主要都市のほとんどが灰燼に帰した。
20年8月14日の最後の出撃では、809機が1分間隔で5つの飛行場から飛び立ったという。
まさに天を埋め尽くしただろう。
(大刀洗平和記念館パンフレットから)

B-29対策では、空対空の特攻隊がいた。
20年4月18日、大刀洗飛行場上空に襲来したB-29に対し、回天制空隊が出動した。
B-29「ゴナメーカー」に山本三男三郎(みおざぶろう)少尉の二式複座戦闘機「屠龍」が体当たりして撃墜した。
B-29は現在の小郡市に墜落し、乗員11人は全員死亡。山本少尉も死亡した。