イデオロギーとは何か ― 2018/10/01
私は昔からイデオロギーが嫌いなのだが、ではイデオロギーとは何か、と問われれば定義はなかなか難しい。
その問題に、「正論」11月号で、西尾幹二氏が一つの答えを与えている。
もっとも、氏の言うのは、かつてのマルクス主義イデオロギーではなく、現在の問題としてのイデオロギーだ。
氏は「手っ取り早く安心を得たいがために、自分好みに固定された思考の枠組みのなかに、自ら進んで嵌り込むこと」がイデオロギーだという。
語彙の定義には、対語を考えるのも有用だ。
「イデオロギーの反対概念は現実―リアリティです。リアリティは激しく動揺し、不安定です。たえず波打っています。その波の頂点をとらえつづけるためには、極度の精神的な緊張と触覚の敏感さが必要となります」
氏が強調するのはつまり、現状に諦めるしかないというイデオロギーに逃げ込まず、そのおかしな空気を打破せよ、ということだ。

その問題に、「正論」11月号で、西尾幹二氏が一つの答えを与えている。
もっとも、氏の言うのは、かつてのマルクス主義イデオロギーではなく、現在の問題としてのイデオロギーだ。
氏は「手っ取り早く安心を得たいがために、自分好みに固定された思考の枠組みのなかに、自ら進んで嵌り込むこと」がイデオロギーだという。
「容易に現在の自己を肯定できる観念」
語彙の定義には、対語を考えるのも有用だ。
「イデオロギーの反対概念は現実―リアリティです。リアリティは激しく動揺し、不安定です。たえず波打っています。その波の頂点をとらえつづけるためには、極度の精神的な緊張と触覚の敏感さが必要となります」
氏が強調するのはつまり、現状に諦めるしかないというイデオロギーに逃げ込まず、そのおかしな空気を打破せよ、ということだ。
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