岸田総理の健闘を祈る2023/01/09

岸田総理が本日、G7各国歴訪に旅立った。

岸田総理と安倍元総理との共通点は外交力だ。

安倍元総理は日本で初めて、世界のどこに出しても恥ずかしくない総理大臣だった。

若い人たちは知らないかもしれないが、それまでの首相はとても貧相で恥ずかしかったのだ。
福田親子とか特に情けなかった…。

あの堂々と世界と渡り合う姿は、実は戦後の日本人にとって初めて見る景色だったのだよ。

それが菅前総理で再び貧相な首相に転落してしまい、がっかりだった。
しかし、幸い岸田総理になって、日本はまた存在感を発揮できるようになったのは実にめでたいことだ。

内政について見ると、安倍元総理は史上最長の在任期間と言っても、8年余のうち最後の2年余は肝心の仕上げの期間だったのに反日左翼野党・マスコミの〝異次元〟の攻撃に遭って何もできなかった。

結局、内政については経済対策しかできなかったのである。
いわゆるアベノミクスだが、これも今となっては必ずしも良かったとばかりも言えない。
しょせん日銀の金融緩和頼みだった。
「市場に大量のお金を供給する大規模緩和は金利負担の痛みを抑え、景気対策の大型補正予算編成などを支える経済の〝カンフル剤〟となってきた。しかし、政策支援がなければ生き残れない企業を増やすなど副作用も強く、長期停滞を助長した側面もある」(12/24付産経新聞)

これに対し、岸田総理は安倍路線の明確な発展的解消、つまり安倍さんが最後にやりたかったであろうことを上回るような成果を挙げつつある。12/29付に書いたので繰り返さない。

元日付産経新聞での磯田道史氏との新春対談では、「ぜひ、改憲を実現したい」と述べ、憲法改正も忘れてはいない。
昨年の成果に加えて改憲をも成し遂げれば、間違いなく歴史に残る、戦後最高の首相となる。

改憲での注目点は、自衛隊の明記はもちろんだが、それ以外では参院の合区解消だ。

「参院選を巡る一票の格差の問題については、選挙をやるたびに裁判が行われている状況です。一票の重みをどんな物差しではかるべきなのか。人口だけでいいのか」と述べており、大賛成だ。

立憲民主党などは改憲しなくても法改正でできると反論しているようだが、この背景には選挙のたびごとに全国の反体制的な弁護士たちが違憲訴訟をやるという、うんざりするような状況があるのだ。

これを黙らせるには改憲しかない。
さらには参院だけと言わず、衆議院についても人口割だけの定数決定ではなく、面積なども加味した定数の新しい算出方式を打ち出してほしいものだ。

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