素人学者になりたい2023/01/14

森浩一さんは「考古学は町人の学問である」という。

町人学者の定義は「自分の意志と甲斐性で研究をする人」だそうだ。

「町人」というと、大阪の商人みたいな先入観が邪魔するので、「素人」と言い換えてもいいかもしれない。
「市民」でもいいのだが、この言葉も今では色が付いている。

ともあれ、森さんが町人学者の代表に挙げるのが、「伊都の三王墓」研究の先駆者である、江戸時代の青柳種信と昭和の原田大六の二人である。


福岡には他にも大きな成果を挙げた町人学者(素人学者)がいる。

1999年に古代の山城「阿志岐山城(あしきさんじょう)」を発見した中島聡さんである。

写真の「鉾之記」は、つい先日、筑紫野市歴史博物館で見かけたもの。
説明を撮影するのを忘れてしまったが、やはり青柳種信のように発掘された遺物を描写した江戸時代の記録だ。

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