コラムを書かせろ ❕

昨夜、Abema TVに安倍総理が出演していた。

幻冬舎社長の見城徹の司会。「徹の部屋」というから彼の番組らしいが初めて見た。
有本香（政治評論家といえばいいのかな）と末延某（テレビ朝日元政治部長）の2人も聞き役としてゲスト。

最初の１時間は安倍総理が出て、３人がいかに素晴らしい、すごい首相か、批判される理由などないと大絶賛の他に見ない展開で、私も全く同感だから気持ちよかった。

そのあとは小池百合子批判。
ただの思いつきで発言する。特に今回の「12のゼロ」の公約は全くひどい。これも全くその通り。
今朝の産経一面にも「小池氏 期待値に陰り」「党首討論会で際立ったのは、小池氏の失速」と散々だが、空虚な政策・ポリシーの羅列はさすがにうんざり感を与えている。
もう風は吹かないかもしれない。自民大勝の流れは素晴らしい。

意外だったのは、小池批判と対比しての石原慎太郎擁護。
見城氏が石原氏と仲が良いせいもあるだろうが、
石原元都知事は数々の成果を挙げ、豊洲についても何の問題もなく引き継いだ。

それなのに小池氏がいったんリセット（得意）。
結局、安全性に何の問題もなかったが、今さら豊洲ともいえず、築地も食のテーマパークにすると言い出した。
築地を売った金を豊洲移転に充て、税金は1円も使わない計画だったのに一体どうするのか。そういうことは考えず、思いつきだけ。
盛り土問題も共産党がつかんでいると記者の告げ口で知り、急いで取り上げた。
移転の停滞で、豊洲はもう300億円を無駄にしているという！

マスコミのせいではあるが、私もすっかり小池さんに騙され、元来好きだった石原氏を悪者だと信じたことを反省した。

３時間の番組を最後まで見てしまった。

安倍総理は右だといわれるし、信じられているが、実は金融緩和や女性登用など左派的な政策が多いというのも斬新な視点だった。

私は以前から安倍さんほど寛容な人はいない、もどかしいくらいだと感じていたが、そのあたりに理由があるのかもしれない。
前回衆院選で大勝し、与党で3分の2を占めた時点で憲法9条改正、自衛隊明記をすべきだったし、国民もそれを覚悟して選んだのに、経済対策ばかりやっていた。
外交力は誰もかなわないが、けっこう内政は寛容、慎重なんだよなあ。もっと左派に厳しくやってほしいのにね。