今日のひとこと ― 2023/10/16
昨日、黒柳徹子さんがNHKのインタビューに答えていた中で、印象に残ったこと。
ご存じのように、テレビ草創期から関わっている人だが(NHKの専属女優第一号とか)、意外なことに初めの頃、あまりの忙しさに病気で倒れたのだという。
退院するとき先生に「死ぬまで病気したくないんですけど、どうすればいいですか」とうかがったら、「ひとつしかないけど、できないでしょうな」と。「やりますから」と言ったら、「好きなことだけやって生きていきなさい。自分からすすんでやる仕事をしていれば、疲れは肉体の疲れだけで、寝ればなおる。いやだと思って仕事をしてると、胸に残って積み重なって、それが原因で病気になっていく」とおっしゃったの。
以来、やりたい仕事だけをやってきた。それが健康の秘訣なのは間違いないという。
ご存じのように、テレビ草創期から関わっている人だが(NHKの専属女優第一号とか)、意外なことに初めの頃、あまりの忙しさに病気で倒れたのだという。
退院するとき先生に「死ぬまで病気したくないんですけど、どうすればいいですか」とうかがったら、「ひとつしかないけど、できないでしょうな」と。「やりますから」と言ったら、「好きなことだけやって生きていきなさい。自分からすすんでやる仕事をしていれば、疲れは肉体の疲れだけで、寝ればなおる。いやだと思って仕事をしてると、胸に残って積み重なって、それが原因で病気になっていく」とおっしゃったの。
以来、やりたい仕事だけをやってきた。それが健康の秘訣なのは間違いないという。
高松塚古墳は装飾古墳か ― 2023/10/18
661年に筑紫の地で崩御した斉明天皇のルーツを訪ねて、今月9、10日、奈良県の飛鳥を歩いた。そのことについてはおいおい書くとして、今日は〝ついで〟に見た高松塚古墳について記したい。
実は、高松塚古墳の壁画は中国風なので全く興味がなかった。
飛鳥から帰福後、先日の15日に今度は念願の王塚古墳特別公開に行ったのだが、同日、遠賀川流域の古墳も同時に公開があり、有名なのにやはり中国風で敬遠していた宮若市の竹原古墳にも足を延ばした。
驚いたのは、絵が鮮明に見えたことである。もちろん撮影不可なので、建物の中にあった写真を掲載するが、ほとんどこのように見えた。こんなに鮮明に残っている装飾古墳は初めてである。
ガイドの方の口から「高松塚古墳」のことが出た。
モチーフの類似からやはり意識しているようである。
もちろん高松塚のほうがずっと有名で、壁画の見事さも知れ渡っているわけだが、ガイドが言うには、高松塚古墳は竹原古墳の100年以上も後であり、漆喰に絵の具で描いているから当然きれいで、対する竹原古墳は岩(大石)に直接描いているのだと。
言われてみればなるほどその通りである。
高松塚古墳は写真の解説版にもある通り、7世紀末から8世紀初め。竹原古墳は6世紀後半だから、百数十年も違う。高松塚は古墳時代も終焉した飛鳥時代なのだ。
もう一度、高松塚古墳の解説版に戻ってもらうと分かるように、高松塚古墳とキトラ古墳は「壁画古墳」と言って、装飾古墳とは区別されている。
青山さん、総裁選出馬へ ― 2023/10/19
青山繁晴ファンで独立講演会に出ている人なら既に知っていたことだが(独立講演会の内容は秘密厳守につき、これまで漏れなかった)、青山さんが新刊『戦』の末尾でついに来年9月の自民党総裁選への立候補を宣言した。

なぜか、「立候補を模索します」という慎重な表現にはなっているが。
私は青山さんを通じて自民党員となって2年目。
つまり投票権があるので楽しみだ。
ただ、私は岸田首相と青山繁晴さんの両方を応援しているという、おそらくあまりいないタイプ。
だから青山さんが岸田内閣に入るのがいいと思っている。
来年の総裁選に青山さんが出ても、勝つのは岸田さんだろう。
しかし、岸田さんは総裁選対抗馬の高市さん、河野さんを入閣させているように、青山さんを登用する可能性は大いにある。
そこが総裁選へ出馬する意義だ。青山さんは決してそんなことは言わないだろうが。
そして、まずは資源エネルギー庁長官になってほしい。
それからゆくゆくは防衛大臣だ。
なぜか、「立候補を模索します」という慎重な表現にはなっているが。
私は青山さんを通じて自民党員となって2年目。
つまり投票権があるので楽しみだ。
ただ、私は岸田首相と青山繁晴さんの両方を応援しているという、おそらくあまりいないタイプ。
だから青山さんが岸田内閣に入るのがいいと思っている。
来年の総裁選に青山さんが出ても、勝つのは岸田さんだろう。
しかし、岸田さんは総裁選対抗馬の高市さん、河野さんを入閣させているように、青山さんを登用する可能性は大いにある。
そこが総裁選へ出馬する意義だ。青山さんは決してそんなことは言わないだろうが。
そして、まずは資源エネルギー庁長官になってほしい。
それからゆくゆくは防衛大臣だ。
新原奴山34号墳再び ― 2023/10/22
昨日は九州歴史資料館のバスツアー「むなかた古墳日和」に参加した。
まずは新原・奴山(しんばるぬやま)古墳群を訪ねた。
3/27付で書いた34号墳に再会した。
この古墳群では公開している石室が一つも無いので、34号墳石室を公開できないか調査中ということで、まだ公開までには時間がかかりそうだ。
34号墳のてっぺんに皆で登る。
隣の35号墳、36号墳(てっぺんに大きな穴が開いている)はこれまで別々の古墳と考えられていたが、35が前方部、36が後円部の前方後円墳である可能性が出てきたという。
確かにそのように見える。
また、34号墳も前方後円墳ではないかとの疑いが出てきて、調査中だということで、隣接地にビニールシートが被せてあった。
このほか、古墳群中で最大規模、全長80メートルの前方後円墳である22号墳は現在、前方部は平たんになってしまっているが、これを復元する予定があるという。
まだまだこれから新原・奴山古墳群は変わっていくようで楽しみだ。
今日のひとこと(歌舞伎) ― 2023/10/26
神田伯山
「歌舞伎ってサ、正直サ、眠くなる時あんじゃん。眠気との戦いみたいなところもあるじゃん、歌舞伎って」
~ラジコで「問わず語りの神田伯山」~
これ聴いてうれしかったねー。
実は歌舞伎で爆睡したことあって、恥ずかしくて誰にも言ったことなかった。
もう20年くらい前の話だけど、鹿児島で。
まだ歌舞伎ってろくに見たことなくて。
すると本に、歌舞伎が初めての人は襲名披露公演に行くといいって書いてあったのよ。
その理由は忘れたんだけど…。
そしたら鹿児島で、誰かの(それも忘れた)襲名披露公演があったのよ。
張り切って午前と午後の2回、チケットを取った。同じ中身なのに。
何しろ歌舞伎初めてだから2回くらい見ないと分かんないだろうと思って。
その頃、新聞社の文化部のデスクで、忙しくって忙しくって、ろくに休んでなかったんで、たまには息抜き・気晴らししようと思って、その日は休みを取って行ったんだ。
まず午前。公演が始まって間もなく眠くなって、いつの間にか前後不覚に。
そのときは割と後方の席だったんで、あんまり恥ずかしくなかったんだけど、午後はすごく前のいい席が取れていたんで、今度はしっかり見るぞと気合を入れた。
午後の幕が上がって、芝居が始まるとすぐに携帯がぶるぶる震えた。
その頃の携帯って、今みたいにドライブモードや機内モードなんてなくて、マナーモード(バイブ)しかなかったのよ。
で、電源切ってればよかったんだけど、マナーモードにしてた。
始めは無視しようと思ったんだけど、何度も何度もぶるぶる鳴るわけ。
そうなると、一応、デスクという責任ある立場にいるから、何か緊急事態かもしれないと思うじゃん。
役者にも近くの人にも悪かったけど、小さくすみません、すみませんと、会場の外に出たわけ。
折り返し電話してみると、相手は整理部長でさ、これがチビでハゲの男で、「別に急ぎじゃなかったんだけど、明日でもよかったんだけど」って用事でさ、腹が立って腹が立って、でも文句の一つも言えなくて。
しかもこのチビハゲは家に電話して私の携帯番号を聞いてるわけ。
うちの妻は私が会社を休んで歌舞伎に行ってるなんて知らないのよ。
妻からも疑われて、しどろもどろの言い訳。
席に戻ろうとしたら、芝居の途中では入れませんと止められるし。
もう見る気も失せて帰ったよ。
これが歌舞伎の初体験。
その後、もちろん歌舞伎には行っていない。
この嫌な思い出によって歌舞伎とは縁がないと結論付けたからだ。
「歌舞伎ってサ、正直サ、眠くなる時あんじゃん。眠気との戦いみたいなところもあるじゃん、歌舞伎って」
~ラジコで「問わず語りの神田伯山」~
これ聴いてうれしかったねー。
実は歌舞伎で爆睡したことあって、恥ずかしくて誰にも言ったことなかった。
もう20年くらい前の話だけど、鹿児島で。
まだ歌舞伎ってろくに見たことなくて。
すると本に、歌舞伎が初めての人は襲名披露公演に行くといいって書いてあったのよ。
その理由は忘れたんだけど…。
そしたら鹿児島で、誰かの(それも忘れた)襲名披露公演があったのよ。
張り切って午前と午後の2回、チケットを取った。同じ中身なのに。
何しろ歌舞伎初めてだから2回くらい見ないと分かんないだろうと思って。
その頃、新聞社の文化部のデスクで、忙しくって忙しくって、ろくに休んでなかったんで、たまには息抜き・気晴らししようと思って、その日は休みを取って行ったんだ。
まず午前。公演が始まって間もなく眠くなって、いつの間にか前後不覚に。
そのときは割と後方の席だったんで、あんまり恥ずかしくなかったんだけど、午後はすごく前のいい席が取れていたんで、今度はしっかり見るぞと気合を入れた。
午後の幕が上がって、芝居が始まるとすぐに携帯がぶるぶる震えた。
その頃の携帯って、今みたいにドライブモードや機内モードなんてなくて、マナーモード(バイブ)しかなかったのよ。
で、電源切ってればよかったんだけど、マナーモードにしてた。
始めは無視しようと思ったんだけど、何度も何度もぶるぶる鳴るわけ。
そうなると、一応、デスクという責任ある立場にいるから、何か緊急事態かもしれないと思うじゃん。
役者にも近くの人にも悪かったけど、小さくすみません、すみませんと、会場の外に出たわけ。
折り返し電話してみると、相手は整理部長でさ、これがチビでハゲの男で、「別に急ぎじゃなかったんだけど、明日でもよかったんだけど」って用事でさ、腹が立って腹が立って、でも文句の一つも言えなくて。
しかもこのチビハゲは家に電話して私の携帯番号を聞いてるわけ。
うちの妻は私が会社を休んで歌舞伎に行ってるなんて知らないのよ。
妻からも疑われて、しどろもどろの言い訳。
席に戻ろうとしたら、芝居の途中では入れませんと止められるし。
もう見る気も失せて帰ったよ。
これが歌舞伎の初体験。
その後、もちろん歌舞伎には行っていない。
この嫌な思い出によって歌舞伎とは縁がないと結論付けたからだ。
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