スカイツリーはバベルの塔?2011/04/25

石原都知事の「震災は天罰」発言はあまりに思いやりを欠いたものであるにしても、
今回の大震災が日本社会のこれまでの在り方に反省を促している面はある。

それは何だろうか。

みんな今、それを一生懸命考えている。
私も考えているが、まだうまく頭の中でまとまらない。

とあるメールマガジンに、はっとする意見が載っていた。
(友人から転送されたもののようで、うまく出典が示せないので、残念ながら「とある」としておく)

以下はその抜粋である。



原発で生まれた電力で文明を享受している日本人、
65年前の原爆で『過ちは繰り返しませんから』
と誓った世界で唯一の被爆国日本、ヒバクシャと
いう日本語も広めてきた、その日本が放射能汚染
を世界に広めてしまった、というパラドックス!

『バベルの塔』が神の怒りに触れて世の中が混乱する。
ウィーンの美術史美術館のThe Tower of Babelは
東京のスカイツリーとまったく同じ!

一旦『経済大国』になると、経済至上主義になって
Japan. as No,1とばかりに、ひたすら民間企業は
『原価低減』につとめ、行政は経済効果を追い求め、
それが錦の御旗となる。

『こうしたら経済効果が生まれた』まではいいが
『経済効果を生むにはどうするか』をマジメに
考えるあまり、無理をして『経済効果をつくろう』
として『経済効果の偽装・ねつ造』に走る。

『いまあるモノを壊して新たにつくる』のが、
1番手っ取り早い、というか、それしかないのだ。

それがいまの日本、全国で起こっている。
『地デジ』と『スカイツリー』に象徴される問題である。

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