拉致日本人救出を急げ!2011/11/28

ジャーナリスト、青山繁晴氏の講演が昨日、小郡市民会館であった。

超多忙な青山氏の講演が5月に引き続き、年に2回も、地方の小都市でひらかれるのは異例のことだろう。

しかも、主催は地元の薬局店主だ。
個人で青山氏を呼ぼうとした人は実はこれまでいなかったらしく、氏はその意気に応えた、とのことだ。

さて、内容。

前回聴けずに残念だった拉致日本人の問題が前半たっぷりと聴けたのがよかった。

その点に絞って書きたい。

狭い日本海を隔てた隣国に、日本人100人以上が拉致されとらわれたまま、34年もの歳月が過ぎている。

なぜ、誰も取り返しに行かないのか。なぜ、助けに行ってはいけないのか。

「平和憲法」を理由に自国民救出をサボタージュし続ける国、そして国民自身の欺瞞を氏は暴いてみせる。

日本は戦争に負けたから、憲法で戦力を放棄した。
あるのは軍隊ではなく、「自衛隊」だ。
もし救出に行って北朝鮮の兵士が撃ってきても、憲法上、撃ち返すことができない。
だから、救出に行かない、行けない。本当か?

じゃあ、ドイツは?
日本と同じく第2次世界大戦で負けた国だが?

ドイツ連邦陸軍の軍人に言われた。
日本の自衛隊の特殊部隊の実力は独軍のそれより上だ。世界のトップクラスだ。
なぜ、自国民を助けに行かないのか。
自国民の正当な救出活動だ、国連は必ず支持する。

実は横田めぐみさんの居場所は分かってるのだという。

だから、今日にも政府が決断すれば、少なくともめぐみさん1人は救出できるという。

13歳で拉致されためぐみさんは今、47歳。

青山氏が確かオフレコと言っていたので詳しくは書かないが、1人で悲惨な生活をしているらしい。(会場からはすすり泣き)

そんな自国民をほったらかしにしておくのが、
「平和憲法」とやらの役割なのか!?

国民の生命・安全を守るのが、国家の基礎の基礎。
これには「右」も「左」もない。

1人でも自国民が拉致されていれば(ましてや100人以上だ!)、
ドイツもアメリカもどこの国も何万人もの部隊を派遣するだろう。
日本だけが世界の常識から外れてしまっている。