次回の大阪は鯛めし食べるぞ ― 2018/05/07
ラーメンに玉子はいるか ― 2017/11/18

たいていの人が「煮玉子」とかって、ゆで卵を半分に切ったのとか、丸ごとごろんと一つ入れている。
これに違和感がある。
考えてみると、高校生のころからなじんできた鹿児島ラーメン(くろいわやざぼん、こむらさき)には絶対、玉子は合わない。
もちろん入れるオプションもない。初めから想定されていないのだ。合わないから。
玉子って味が強すぎて、豚骨ラーメン本来の旨みを殺してしまう。
最近は鹿児島にも全国各地の特徴を持ったいろんなラーメン店があるから、煮玉子もトッピングメニューにあったり、あるいははじめから入っていたりするのだろう。
しかし、従来からある〝本来〟の鹿児島ラーメンでは、生卵も入れないし、煮玉子なんてものも存在しない。
鹿児島ラーメンは各店それぞれで、共通した特色は特にないと言われてきたが、あるじゃないか。
玉子を決して入れないこと!!
唯一、南国ラーメンがウズラの卵を生で割り入れていたが、これは同店の味に良く合っていた。鶏卵ではないから許せた。(今もあるのか南国ラーメン?)
私にとってラーメンに玉子は要らないので、福岡に住んでいてもトッピングに選ぶことはない。
ネタを求めてラーメンイベントへ ― 2017/10/15
あいにくの雨。
小鴨由水さん指導のランニング教室3回目に出た後、車を置いて電車で久留米へ。
とんこつラーメン誕生祭。
久留米で豚骨ラーメンが生まれてから80年だという。
2日間のイベントで、昨日は売り切れたらしいが、この雨なら今日は人も少なかろう。
鹿児島から来る、指宿の麺屋二郎が目当て。
なんかのグランプリを取った、近頃うわさのラーメン屋なのだ。
11時半近くに会場に到着すると、すぐ目に入ったのがなが~い列と、「チケット販売最後尾」の下に「本日終了いたしました」の紙を貼り付けたプラカードを持った人。
あー、間に合わず。
することもなく、ぶらぶらとチケット売り場を見ると、
麺屋二郎だけ「120分待ち」の表示。
うへ~、チケットを買えたとしてもこんな目に遭うのか…。
他の久留米や福岡、大牟田の店には待ち時間の表示はない。
そりゃそうだよな、わざわざイベントで食べなくてもいいのだから。
皆さん、よくご存じで。
昼を過ぎ、イベント会場外のラーメン屋にも列が。
食いっぱぐれた人たちだ。
私もその一人。
近辺を歩き回った揚げ句、結局、西鉄久留米駅構内の「味のタウン」へ。
列の少ない、中華屋で「とんこつラーメンとミニ炒飯のセット」を頼んだが、これが、ミルクでごまかした、なんちゃって豚骨ラーメン。
あ~不味かった。
ネタになるかもと思っていた、有名ラーメン店主による「とんこつトークセッション」なるものも会場に戻る気力なくパス。
雨に濡れ、気温も下がり、風邪だけ土産に持ち帰るところだった。
もう一度、餃子楼のカツ丼が食べたい ― 2017/08/21
オヤジは出前専門。料理は大人しそうな奥さんが黙々と作る。
上はいつもメリヤスの肌着。下は作業ズボンだったか……。
大きな岡持ちをがしっと握って、自転車を片手で操縦する。
カツ丼は出前で運ばれる間に味が沁みて旨くなるという。
まさにこのこと。食べるといつも幸せな気分になった。あんな旨いカツ丼にはその後巡り会わない。日本一の味だった。だみ声で「ゴーゴー」(五百五十円のこと)と代金を請求し、食券を無造作にポケットに突っ込んでいた。
※働いていた新聞社から食券が支給されていた(半額は自己負担)。
編集の人間は出前で食べるが、昼に覗いたことが何度かある。
すると狭い店内は会社の営業の連中でびっしり! 皆、ここで外回りのエネルギーを注入していたのだ。営業にはカツ丼がよく似合う。
出前といえば、ラーメンと定食のKも忘れられない。
こちらはあまりおいしいメニューがなく(カツラーメンは秀逸だった)、餃子楼が十往復する間に一回程度しか出動はなかったが、オヤジのキャラは引けを取らない。
上はやはり下着のランニング姿で、さらに頭には鉢巻きを締め、同じく自転車の片手乗りだ。「へい、おまち!」と吃驚するような大声で登場する。
驚くほどいつも出前が遅いグリルMのカツスパ、コロンボのハンバーグ弁当、ひょうたん寿司(ここはがらりと業態を変え、昼はちゃんぽん屋、夜は居酒屋で頑張っている)……そして、一階のエリートいけだの鉄板焼き定食、地階の南国ラーメンは飲んだ翌日に食べると決めている人も多かった、コーヒー志門の話好きの女の子はどうしているだろう……。
どうして、あの愛すべき空間がなくなってしまったのだ。
ああいうものを愛せない人たちが、無味乾燥で殺風景な埋立地への引っ越しを望んだに違いない。
リニューアルしたイオンモール筑紫野 ― 2015/12/09
これからいろんな店を制覇したいので、順次リポートする。
福岡初上陸の「いきなりステーキ」に行ってみた。
東京で二度目の大学生活を送る息子が先日までバイトをしていた店。
(渋谷店)話はいろいろ聞いていたので実際に食してみることにした。
ちなみに今日は私の誕生日。
行列に並ぶこと約50分。
私はランチのワイルドステーキ1200円(ロース300グラム)とグラスワイン赤250円。
妻はランチのハンバーグ1000円。
本来、立ち食いステーキで話題をさらった店だが、ショッピングモールの中だけに椅子席の方が多い。
妻が後で調べたところでは全国で最も広い店だという。
ジュージューと鉄板に乗ってやってきたステーキ。
店員さんが「まだ中が赤いですからよく焼いてください」とのこと(ハンバーグも)。
それで、切ってある肉の一つ一つを四方ひっくり返して焼いたのだが、どうも焼きすぎたらしく肉が硬い。これは注意点だ。
もぐもぐと完食。
さすがに300グラムは60前の人間には腹が膨れる。
1時から並んで、3時からの映画を見ることにしていたが、順番待ちと肉を焼いたりするのに時間がかかり、店を出たのはもう2時半。
イオンシネマで3Dスヌーピーを見る。
300グラムの肉が喉元まで上がってきて、もどすんじゃないかと気が気じゃなかった。
映画の後は、新装なった蔦屋書店へ。
4日にすでに見ていたが、広々とオシャレになって素晴らしい。
天神の書店より上だろう。近くにいいものができたものだ。
中にある「キーズカフェ」でコーヒーレギュラー252円(新装記念で1割引き)。
ここで本屋の本を自由に読めるというのだから、いい。
時々はここで執筆したいものだ。今度やってみよう。
立花うどん ― 2011/03/15
http://www.tachibanaudon.co.jp/
妻と2人で座敷に座ると、店員さんが
「そこはたったいま藤井フミヤさんが座っていたんですよ~」
「そうなんですか!」
ここは久留米の人気店。
藤井フミヤにとってもソウルフードなのだ。
他県の人にとっては(私もそうだが)考えられないだろうが、
福岡のうどんというのは「腰のないうどん」。
腰を誇る讃岐うどんとは対極の存在なのだ。
妻がテレビで見た情報では、カレーうどんと肉うどんがオススメらしい。
その通りに私がカレー、妻が肉を頼む。
おまけに学割で無料で大盛りにできると書いてあったので、
厚かましくも京都造形芸術大学の学生証(今月まで有効)を見せたところ、
店員さんが「大学生? えらいですね~!」としきりに感心してくれる。
やってきた大盛りカレーうどんはすごい量。
さあ、柔らかいうどんは大丈夫か?
うん、なかなかカレーの味はいい。
食感は昔給食で食べた「スパゲティーナポリタン」だ。
あれは「スパゲティー」といいながら、うどんのようなゆで麺が袋に入っていて、それを破ってルーに投入するというもので、私は大好きだった。
それに味も食感もそっくりで懐かしく、腰のないうどんもおいしく食べられた。
さらにカレーうどんにはおにぎりをつけて、うどんを食べ終わったらそれを残りのカレーに投入すればカレーライスまで楽しめるというので、その通りにやった。
そこまでやったら超腹一杯で、ルーは少し残ったが大満足。
結果的にこれがホワイトデーのお返し…(フフ、値段はとても安い)。
また来ようと思った。
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