トンデモ像への答えは? ― 2022/12/04
担当が語るポンペイ展👩🦱
— 九州国立博物館 (@kyuhaku_koho) December 2, 2022
解放奴隷のヘルマ柱。下方についているのは??と思う方も多いのでは。ヘルマはファルス(男根)の神ヘルメスに由来し、生殖力・運に関連付けて建てられたヘルマ柱をまねたのがこの像。ローマでは、ファルス形の製品を健康や繁栄、魔除けのお守りとして身につけたりもしました。 pic.twitter.com/duYLmlemQs
ちょうどひと月前の11月4日付で疑問を呈していたトンデモ像について、九博の担当者が答えてくれた。
男根崇拝ということね?
もちろん西洋の男性ブロンズ像には決まってイチモツが付いているのは誰しも知っているだろうが、ここまで局部を強調したものは見たことがなく皆さんびっくりして、その意図をいぶかったことだろう。
前回書いたように日本も縄文時代は性器崇拝があったようだが、これと同時代の弥生時代にはもう見当たらない。
※ここは訂正しなければならない。 森浩一『記紀の考古学』p.206によると、栃木県の鶏塚古墳では陰部をあらわにした女性や男子の生殖器の埴輪が出ているという。
ポンペイ展も今日で終わり。
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