大宰府の前身2022/06/07

いや~、庵野秀明セレクション「ウルトラマン」4K特別上映、つまらんかった~(笑) わざわざ博多駅まで行ったのにー(いつもは筑紫野イオン)

いや、まあ、見たい人は見ればいいし、そうでない人は見なくていい、という映画。
4話のうち「怪獣殿下(前篇)」に出てきた怪獣好きな少年は、まるで自分を見るようで(年もあの頃の私と同じ小4くらい)少しじーんと来たよ。

あとはとにかく馬鹿馬鹿しい。
まあ時代が時代だからしょうがないよね。

Tジョイ博多から南に歩いて、比恵遺跡・那津官家に行った。
写真を拡大して説明を読んでね~
案内板以外、何もないところです。

また、この近くに比恵環溝住居遺跡というのがあって、小さな公園みたいに見られるようになっているのだけれど、カラスの縄張りになっているらしくあまりに鳴き声が凄まじいので早々に退散した。

大怪獣のあとしまつ(ネタバレあり)2022/02/04

映画「大怪獣のあとしまつ」。
公開初日の今日、第一回上映を見てきた。

大怪獣の腐敗物にウイルスはないかとか、総理大臣が緊急事態宣言を出したりとかコロナに怯える現状とうまく重ね合わせた。

また、環境大臣が蓮ナントカ(もう忘れた!)という蓮舫をパロった人物だったりいろいろと笑わせてくれる。

CGも素晴らしい。

しかし、最後は急にSFチックになっていく。
もちろん大怪獣自体がSFとはいえ、そこはお約束ということで、やはり現実の人間が戦わないと面白くないのに、男性主人公が急に「選ばれし者」という設定が明かされて不完全燃焼のまま終わる。

しかもエンドロールの後、続編予告!
よっぽど自信あるのか?

見るべき映画「ウィンストン・チャーチル」2018/04/10

映画「ウィンストン・チャーチル」を見た。
いろんな意味で考えさせる映画だ。

まず、今現在の状況とあまりに重なる。
独裁者に対して、交渉するか、戦うか、国論は真っ二つに割れる。
安倍さんはどういう思いで見たのか、気になる。

チャーチルが何度も言い方を換えて強調するのは、
「徹底して最後まで戦えば、もし万一、負けたとしても立ち直れる。
諦めれば、侮られ、滅亡する」というような趣旨の言葉。
完全再現できないのが残念だが(パンフ買えば載ってたかな~?)

これでまず思い出したのが、関ヶ原での島津の敵中突破。
島津は敗者の側だったが、最後に家康の本陣に斬り込んで、存分に暴れてそのまま一直線に退却した。

「見事な負けっぷり」と称えられ、戦後も所領を安堵された。
これに対し、毛利は勝者の東軍にいながら様子見をしていたため、戦後、厳しく罰せられ、中国地方全域だった所領を現在の山口県の一部にまで削られた。

また、日本も負けたとはいえ、物量に勝る米軍相手に3年8カ月も戦って心胆を寒からしめた。
最後は命を捨てての特攻までやって抵抗。原爆二つに屈服したが、徹底的に戦ったと言っていいだろう。
そのおかげか、米国は天皇の地位を安堵するなど、日本を分割して消滅させるようなことはなかった。
特攻隊の死は無駄ではなかったのだ。

映画はよかったが、ただ、チャーチルはヤルタ会談で、米英ソでの世界支配を決めた張本人であることを忘れてはならない(蒋介石には事後承諾だった)。

東條英機もチャーチルに負けない偉人だが、演説で国民を動かすようなことがなかった。
また、統帥権の問題で軍が言うことを聞かなかったのが悲劇だった。

「素敵なダイナマイトスキャンダル」を見て2018/03/24

昨日、映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」を見に、中洲大洋劇場まで行ってきた。
いつもは車で筑紫野イオンシネマに行くのだが、この映画は上映館が限られていたのだ。

そこまで映画ファンじゃないのだが、下世話な興味があった。

昭和のエロ雑誌編集長の末井昭の自伝エッセイを映画化したもの。
ちょうど今月上旬、産経新聞の5回連続インタビューに末井氏が登場していて、第4回に「えっ?」となったのだ。

末井氏の現在の妻は神蔵美子さんという人だが、出会ったとき(20年ほど前のようだ)、「新進気鋭の文芸評論家・坪内祐三さんの妻でした」とあるではないか。

坪内なら、早稲田大学の雑誌サークル「マイルストーン」の後輩だ。

末井氏の話では、「格好良くて、美子ちゃんから彼の人柄の素晴らしさや見識の高さを聞くたびに、自分と比べて落ち込みました」とある。

私の知っている坪内とは違う。だいたい、そんな素晴らしい人間なら、捨ててエロ雑誌のおかしな編集長の元に走ったりしないだろう。美子さんは「好きな人が出来たから家を出ようと思う」と坪内に告げたという。

きっと〝寝取られ男〟に対する憐みか皮肉、余裕による発言だ。
実態はどう描かれてるんだ?
確認のために行ったと言っていい。

残念ながら、映画は美子さんに会うところまでは行かなかった。

でも、懐かしくて面白かった。
末井氏は10ほど年上だが、活躍したのはあの1970年代~80年代初めの時代だ。
私の学生時代から社会人なり立ての最も懐かしい時代だ。
柄本佑も末井昭役にぴったりだった。

「西郷どん」と「ラストサムライ」2018/01/08


ついにNHK大河ドラマ「西郷どん」が始まりました!

のちに西郷隆盛の妻となるイトが、少女ながら女性の権利を主張するなど、あり得ないだろ!と突っ込みどころ満載ですが、思わず涙してしまいそうなシーンもあり、エンターテインメントとして見れば極上の仕上がりでした。
原作ではなく、脚本の力でしょうね。

なかでも渡辺謙が演じた島津斉彬がカッコ良すぎる!と評判のようです。
渡辺謙といえば、「ラストサムライ」で西郷隆盛を演じたのですから、キャスティングがうまい。

「ラストサムライ」を再び見たくなりました。
西南戦争をアメリカの大尉の目から描いたものですが、内容よりなによりタイトル「ラストサムライ」がカッコ良くて感心する。

実際、西南戦争で日本から士族が消えるのですが、それを「ラストサムライ」と名付けた人はいなかった。

西郷どんブームでどこかリバイバル上映やらないかな。
あ、でも、ずいぶんDVDも安くなってるんだ!

シン・ゴジラと安倍政権2017/11/13

昨夜「シン・ゴジラ」地上波初放送。

昨夏、劇場公開された時とは世界情勢がまるで違う。
ゴジラを北朝鮮の核ミサイルとダブらせて見た人は多いはずだ。

Jアラートはすでに運用されたし、住民の避難も現実に訓練が行われている。

また、ゴジラに米軍の貫通弾が命中して、ゴジラがやられたかに見えた直後、ゴジラが放射能と火炎を吐きまくり、東京の街が破壊しつくされるシーン。

これも昨夏は怪獣映画の虚構として見ていたわけだが、今では最悪の場合、現実にあり得ないことではない。

さらに、映画の根底に流れる、日本はアメリカの属国だという視点。
そのため、多国籍軍という名目の米軍によって、東京にいるゴジラに対して熱核攻撃が決定される。日本はそんな暴挙さえ断れない。

これも昨年末のトランプ大統領の登場によってがらりと変わった。
安倍首相の外交力によって大統領の絶対的な信頼を勝ち得て、日米は対等な同盟関係を築いている(少なくとも属国だと感じる人はいまい)。

この危機の時代に安倍総理で良かったとつくづく思う。

さらに、現実に戦う組織は自衛隊しかないという映画のメッセージ。
「シン・ゴジラ」を見て、一刻も早く憲法に自衛隊を明記しなければならないと思わない人間は馬鹿だ。

映画「ゴーストライターホテル」2012/03/22

現在、全国の大都市で上映中の映画「ゴーストライターホテル」。

登場するのは林芙美子!太宰治!夏目漱石、森鴎外、宮沢賢治、江戸川乱歩ら作家の幽霊だという。

なじみのホテルに遺してきたボツ原稿が心残りで現世に現れるという設定だ。

これを聞いて、私の『「花のいのち」殺人事件』ももっと売れていいのではないかと思った(笑)。

なにしろ林芙美子と太宰治の対決をメーンに据えて、井伏鱒二、川端康成、織田作之助といった有名作家の面々が大活躍するストーリーなのだから。

「ゴーストライターホテル」は吉本興業がつくっているのかな?
『「花のいのち」殺人事件』で第2弾を撮らないかな~
映像向きだと思いますよ。