議員定数は人口比だけでなく面積比も勘案せよ2016/01/14

衆院の議員定数がまた見直されるという。
見直しというのはつまり、人口比に基づいて、いわゆる「一票の格差」を無くそうというものである。
これにより、毎回、地方の議員が減り、都会の議員が増えていく。

どうして誰もこれを疑問に思わないのだろう。
私はもう十年以上前からおかしな話だと思ってきたが、誰も声を挙げないので、ついに自身のブログ上ではあるが提言することにした。

現在の人口比オンリーの議員定数の決め方を進めていけば、
どんどん地方の声が届かなくなり、別な意味の格差が進んでいく。

東京や神奈川という狭い地域に何十人もの議員がひしめき、
私の住む九州では、福岡以外、どの県も3人程度の議員しかいなくなる。

議員数に面積という発想を入れるべきではないだろうか。
面積が広ければ、それだけインフラなど解決すべき問題が出てくる。
しかも土地というのは日本国の根幹であり、財産である。
防衛上も経済的にも重要である。
過疎だからと言って、ほうってはおけない。

議員定数の人口比に、さらに面積指数とでもいうべきものを掛け算して、適正な数を求めていくべきである。
まずは日本全体の面積に占める、その都道府県の占める面積の割合を出す。
それを基本にして、さらに調整する方程式を誰か考えてくれないだろうか。