なぜマスコミはコロナは危険と騒ぐのか2020/11/20

日本のコロナの感染者、死者は欧米の百分の一以下だが、どうして毎日毎日マスコミは日本がとんでもない危機にあるように騒ぐのか。

実は、マスコミにとって仕事が楽だからだ。

マスコミの仕事で何が大変か。
取材? 原稿を書くこと?

いえ、違います。

ネタ探しです。

毎日毎日、一日も休まず、新聞でいえば一面、テレビでいえば、私はテレビの経験がないので何て言うんだろう、トップニュースか、それにふさわしいネタを探すのがどんなに大変か。

繰り返すが、毎日毎日だ。
そんなに都合よく一面トップを飾ってくれるような出来事が起こるはずがない。

だから記者は政治家に失言させようとしたり、中には朝日新聞のように慰安婦や靖国、強制連行を捏造して中国や韓国に言いつけて問題を起こそうとする。
その手法にたとえ問題があろうが、その日の紙面(特に一面ネタ)が作れればいいのだ。

だから、コロナみたいな出来事があるとマスコミは非常に助かる。
苦労してネタを探さなくても、コロナ関連なら一面に持っていけるし、ニュースや情報番組も簡単に作れる。

モリカケ(森友・加計問題)のときと全く同じだ。
ただ首相の働きかけがあったような推測だけで、結局何も出てこない、あんな下らない問題をマスコミは一年以上引っ張った。

心ある人は怒っていたが、私は別の見方をしていた。
ああ、マスコミはまた楽をしてるな、と。

モリカケについて適当なことを書けば、新聞の一面は埋まる。
テレビの報道番組は作れる。
ほかにネタを探さなくても、一年以上も楽をしたのだ。

コロナも全く同じだから、今後もマスコミは日本は抑え込みに成功しているからコロナをそれほど気にせず経済を回していけばいい、とは絶対にならない。
コロナ、コロナと当分騒ぎ続けるだろう。

だから、読者、視聴者も、ああ、マスコミはネタ探しが面倒だからコロナ騒ぎをやってるんだなと冷静に見たほうがいい。

マスコミが騒ぐときは楽してないか疑え。

もう一つ付け加えれば、「社会の分断」という言葉。
アメリカはもともと共和、民主の二大政党制だから、主張が対立するのはそもそも前提であり自明のことだ。
それをトランプ大統領が社会の分断を招いているように言うのは、見出しが簡単に済むからだ。

マスコミの取材部門で大変なのは、先に述べたネタ探し。
一方、編集部門で大変なのは、見出しを考えること。

世の中はぱっと見出しを立てられるほど、簡単に割り切れるものじゃない。
しかし、マスコミは見出しで言い切らなければならない。

だから私のようにああでもないこうでもないと迷うタイプは見出しをつける部署(新聞社なら整理部とか編集部)には向いていない。
「これはこういうことだろ」と割り切れる、大胆な人間が向いている。

トランプ大統領に「分断」というレッテルを張れば、毎回、見出しを考えなくていい。それだけのこと。
これもぜひ頭に入れておいてほしい。

柳美里さんが全米図書賞2020/11/20

柳美里さんが全米図書賞を取ったことが、一部で物議を醸しているようだ。
というのも彼女が反日的な言動で知られているからだ。

私は15年ほど前だろうか、新聞社の文化部デスクをしていた時に彼女に会ったことがある。
その頃は私もまだ〝嫌韓〟ではなく、彼女に対しても悪い印象は全くなかった。

もちろん今では、反日的な言動は許せない。

ただ、彼女の場合、それもまた、商売道具にしている感じが強い。

彼女は自分の恋人や子供をネタにしたり(つまりプライバシーの切り売り)、東日本大震災の被災地に移り住んだり、作家で居続けることに必死だ。

そこまでして作家を続けたいかと痛ましくも思うが、なまじ芥川賞なんか取ったばかりに意地があるんだろうなあ。