豊田有恒『親魏倭王・卑弥呼』 ― 2022/12/28
『倭の女王・卑弥呼』の続編『親魏倭王・卑弥呼』を読み始めたところ、途中で本を放り投げたくなった。
これは前編の1年後、1975年の作品である(徳間文庫版は1983年)。
突如、日本の歴史をおとしめる。
「天孫降臨神話は、なにも戦前の日本の専売特許ではない。朝鮮半島には、それこそ掃いて捨てるくらいある」
そして、その根拠にしているのが悪名高き『三国遺事』である。
『三国遺事』は13世紀後半に、高麗の僧・一然によって書かれた、私的な史書だ。
いいですか、13世紀ですよ!
韓国の「檀君神話」なるものは、この『三国遺事』に書かれた、わずか400字弱の文章が唯一のものなのだ。
豊田有恒は目が覚めるのに20年かかった。
1996年に『韓国へ、怒りと悲しみ』(ネスコ)を出版している。
これは前編の1年後、1975年の作品である(徳間文庫版は1983年)。
突如、日本の歴史をおとしめる。
「天孫降臨神話は、なにも戦前の日本の専売特許ではない。朝鮮半島には、それこそ掃いて捨てるくらいある」
そして、その根拠にしているのが悪名高き『三国遺事』である。
『三国遺事』は13世紀後半に、高麗の僧・一然によって書かれた、私的な史書だ。
いいですか、13世紀ですよ!
韓国の「檀君神話」なるものは、この『三国遺事』に書かれた、わずか400字弱の文章が唯一のものなのだ。
豊田有恒は目が覚めるのに20年かかった。
1996年に『韓国へ、怒りと悲しみ』(ネスコ)を出版している。
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