こんな政治を待っていた2022/12/29

本ブログではこれまでも岸田首相を評価し、期待してきた(6/26、7/14、9/28ほか)。

それがまあ、今月の岸田首相はすごい。必殺仕事人だ。

16日に「安保3文書」を閣議決定。
反撃能力を保有するとした。

その財源として法人税を4~4.5%上げるというのも素晴らしいアイデアだ。
つまり、国の防衛に企業も責任を持とうよ、ということだ。

法人税逃れをしている企業は多いと思う。
私が勤めていた地方新聞社も毎年、赤字決算にして法人税を払っていなかった。
あるとき、ある社長が「これでは社会的責任を果たせていない」と言って、黒字決算にしてちょっぴり税金を払ったのをよく覚えている。

「増税」というだけですぐ批判に回る向きがあるようだが、お門違いだ。
その点では青山繁晴議員も支持できない。

首相はさらに22日、GX(グリーントランスフォーメーション)実行会議で、原子力を最大限に活用する基本方針を決定した。

あまりに素晴らしい中身なので、ちょっと詳しく記しておきたい。

・持続的な原子力活用のため、次世代型原発の開発・建設に取り組む。
・既存原発の活用に向け、最長60年の運転期間を一定の停止期間に限り、延長を認める。
・最終処分の実現に向け、国主導で国民の理解促進や自治体への働きかけを強化。
 等々。

安保3文書が安全保障政策の歴史的転換なら、これは日本の産業・エネルギー政策の大転換だ。やるねー!

27日にはコロナが感染爆発しつつある中国からの入国に対して、30日から検査を義務化するスピーディーな対応。今後の中国便の増便も制限するという。

岸田首相を全面的に支持する。
この調子なら憲法改正もやってくれるだろう。有言実行の人だ。

安倍政権も悪くはなかったが、末期はモリカケ桜ばかりでうんざりした(本人のせいじゃないけどね)。官房長官と党幹事長が良くなかった。
暗殺は絶対に許せない。その点でも国葬をすぐに決断した岸田首相は偉かった。思わぬ妨害に遭ったが、最後まで全うし、弔辞も素晴らしかった。

菅義偉は論外、大嫌いだ。インバウンドにアイヌ…最悪だ。