前方後円墳の出現はなぜ同時多発か ― 2022/12/14
広瀬和雄『前方後円墳の世界』(岩波新書)を読了した。
私は先に「津古2号墳問題」(12/4、12/5)を書いて問題提起したが、まさに同書は「なぜ出現が『同時多発』だったのか」を論点に挙げている。
「『畿内で発生した前方後円墳は同心円状に各地に拡大していく』、『前方後円墳は西日本で成立してから東国などに伝播していく』などの通説が、これまで流布されてきました。しかし、大和・柳本古墳群の箸墓古墳や中山大塚古墳などの前方後円墳、下池山古墳などの前方後方墳と同時期に、各地で前方後円墳や前方後方墳が数多くつくられている事実とは、明らかに矛盾します。それらはいわば同時多発的に出現していたのです」
まさに私が知りたいことだった。
しかし読了した今、明快な答えが得られたかというと、どうも…。
今度は同じ作者の『前方後円墳国家』(中公文庫)を読んでみよう。
これまで森浩一さんの本ばかり読んできたので、新鮮で面白い。
私は先に「津古2号墳問題」(12/4、12/5)を書いて問題提起したが、まさに同書は「なぜ出現が『同時多発』だったのか」を論点に挙げている。
「『畿内で発生した前方後円墳は同心円状に各地に拡大していく』、『前方後円墳は西日本で成立してから東国などに伝播していく』などの通説が、これまで流布されてきました。しかし、大和・柳本古墳群の箸墓古墳や中山大塚古墳などの前方後円墳、下池山古墳などの前方後方墳と同時期に、各地で前方後円墳や前方後方墳が数多くつくられている事実とは、明らかに矛盾します。それらはいわば同時多発的に出現していたのです」
まさに私が知りたいことだった。
しかし読了した今、明快な答えが得られたかというと、どうも…。
今度は同じ作者の『前方後円墳国家』(中公文庫)を読んでみよう。
これまで森浩一さんの本ばかり読んできたので、新鮮で面白い。
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