イトイ、地震に思う。2011/03/20

糸井重里という人に特に関心があるわけではない。

だいたい、団塊の世代が苦手なのだ。

でも、これまでに3度ほど糸井重里の仕事で気に入ったものがある。

はじめに。
矢沢永吉の『成り上がり』。角川文庫だった。
これのインタビュワーであり、書いたのが糸井重里。
これは面白かったね。

次に、
ゲームの「マザー3」。
だいたい、ゆるいRPGが好きなのだ。
「カエルの為に鐘は鳴る」とかね。
そんな私にぴったりのゲームだった。
手元にないので、一刻も早くDSへの移植を望む。

3度目は今現在。
今年は気合いを入れようと思って、
評判の「ほぼ日手帳」を使っている。
うわさ通り、使い勝手はなかなかいい。

それで今回の地震。
ふと、糸井重里の受け止め方を読みたくなった。

http://www.1101.com/20110311/index.html

期待通り、ゆるい。

今このプレッシャーのなさもまた、よかったりする。

原発事故、現地入りの政治家は2011/03/20

今朝の「報道2001」に福島県知事が出ていた。

知事は今回の原発事故への政府対応に大きな不満を持っているわけだが、

その中で「(原発事故の福島に)現地入りしている政治家はいないのか」という話が出て、

このときだけは、知事は特に「松下副大臣」の名を挙げて、「不眠不休で頑張ってもらっている」と感謝していた。

松下忠洋経済産業副大臣。鹿児島3区。

この人は国民新党なので、民主党政権にあっても外国人参政権反対などこれまでも異彩を放ってきた。

最近ではTPP推進派なので疑問を持っていたが、原発の安全に関しては、昨秋にも国の防災訓練で指揮を執るなど大変詳しいようだ。

期待したいし、ぜひ頑張ってもらいたい。

松下忠洋 http://matsushita.chesuto.jp/

特別報道体制はNHKのみに2011/03/16

地震津波被害のニュースのみで通すのは、ついにNHKだけになった。

発生から6日目。
まだ1週間もたってないし、何の解決のめども立っていない。

いいのか、これで。
早すぎないか。

震災復興に失業者を2011/03/16

被災地が落ち着いたら、災害ボランティアに行きたいと考えている人も多いだろう。

もちろん、それはいいことだが、
今回の場合、何千人もの住民を失った自治体は、
町の将来を考えれば住民そのものが欲しいのではなかろうか。

人がいなければ、元の町の姿を取り戻すことはなかなか難しい。

もちろん被災地側が受け入れたいという気持ちになればのことだが、
今の日本には仕事にも就けずにいる人がたくさんいる。
そうした人たちに本格的に住んでもらって、働いてもらうのはどうだろう。
もちろん給料は最低限、食費くらいでいい。当面はただでもいい。
それでも何万人かは喜んで移住してくるのではないだろうか。

テレビも地方vs中央2011/03/16

震災のテレビ報道が急速に「紋切り型」になって、中身がなくなってきた。

これは現地のテレビ局に任さず、東京のスタジオ(キー局)がコントロールしようとし過ぎるからだ。

発生当初はとにかく実態が分からないから、東京側も謙虚に地方局の報道に耳を傾けていた。

そのころのほうがずっと内容のある報道だった。

ところが、状況が分かってくると途端に、放送の途中で口を挟むわ、打ち切って切り替えるわ、記者のみならずキャスターやアナウンサーまで送り込んでくる。

もうこうなってくると現地のテレビ局も振り回されて、冷静な報道はできなくなってくる。
それほど中央のエリート意識はすごいのだ。

その証拠に、中央の人材が投入された原発や大津波で壊滅した地域の報道一辺倒になっている。

ほかにも深刻な被害が起こっているはずの長野をはじめ、茨城、千葉、新潟などは全くといっていいほど放送されない。

東京のスタジオに識者を呼んでコメントを積み重ねる、あとは時々現地の映像を挟み込むという得意のパターンばっかりだ。

なにもかも指揮・コントロール下に置こうとせず、現地のテレビ局を切り替えていく調整役に徹してくれれば、今よりずっといい報道内容になるだろう。
(不謹慎を覚悟でいえば、いつも見飽きた面々よりも、おっこの局にはこんな美人がいるんだ、という発見もある)

キー局が思ってるほど地方局に能力がないわけではない。
むしろ日常現地に根ざしているほうが、的確な報道ができるし、無配慮なことも起こりにくい。
(それでもいろんなあつれきが起こるのだから、まして何の知識もなくぽっと来て問題が起こらないはずがない)

私も長年地方新聞にいたのでよく分かるが、全国的なニュースになればなるほど、出張で初めて来た記者たちに現場は荒らされ、むちゃくちゃになる。取材される側も一から根掘り葉掘り聞かれるので疲弊してしまうのだ。そして彼らがさんざん取材したものは、ほんのちょろっとした記事や放送になるだけだ。

よくマスコミをいっしょくたに批判する人が多いが、こういう背景があることを知ってテレビを見れば、きっと気づくことがあると思う。

マスコミも中央集権でなく、地方分権が必要なのだ。

献血のタイミング2011/03/15

福岡・天神の献血ルームでは訪れる人が多く、いま2時間待ちだという。

採った血液は4日間しかもたないので
あんまり集中してもせっかくの善意が無駄になる可能性もあり、
集中するより長期的に分散して献血してもらったほうがいいという。

タイミングが難しい。

城戸朱理さん2011/03/15

ふと、詩人の城戸朱理さんが東北出身(岩手)だというのを思い出して、
久しぶりにブログをのぞいたら9日で更新が止まっている。

http://kidoshuri.seesaa.net/

心配だ。新聞社時代に面識があるもので。

単にブログを書く気分になれない、ということならいいのですが。