作家デビュー20周年⁉2025/04/13

山下達郎のサンデー・ソングブックを聴いていたら、シュガーベイブを結成したのは1973年だが、レコードデビューは1975年。
日本では基本的にレコードデビューがデビューという決まりになっているので、今年がデビュー50周年ということらしい。

それでふと、自分の1冊目の奥付を見たら、2005年だった。
作家デビュー20周年なのだ!

でも20年で4冊しか出していなくて作家なんておこがましいので、ブックデビュー20周年ってとこかな。

九博ボランティア終了しました!2025/03/31

太宰府市の九州国立博物館展示解説ボランティアを昨日30日をもって終えました。

無事、3年間の任期を務めることができました。

コロナ禍でスタートが2年も遅れましたので、それを含めると5年でしょうか。怪我の功名で、待機している間に他の博物館や遺跡・古墳を巡り、講演会を聞いたり本を読んだりとかなり勉強した。

4階の文化交流展示室を来館者の求めに応じて案内する(こちらから口出しすることはない)のが役目。
私は金曜日午前の担当で、つまり1週間に半日だけだが、生活のいい区切りになった。

九博4階は大きな展示室と、その周りの11の小部屋から成る。
旧石器時代~幕末の流れを追う大部屋は、一見、常設展示のようで展示品は毎週ちょこちょこ代わるし、小部屋は特集展示で部屋ごとがらりと変わる。

だから毎回いろんな物を見られるのもいいし、同じものでも何度も見ているうちに新たな発見があったりする。これが滅多に来ない来館者と違うメリットかなと思う。
そして3階で特別展やってるときはボランティアの合間に見られる。これも毎週だ♪

写真は昨年9月13日、台湾の高雄市立林園高中の人たちが来たときのものだ。

この団体は予約ではなく、当日の依頼だった。
金曜午前は5人いて(毎回来るのは4人)、こういう大勢の場合は分けて案内するのだが、このときは日本語ができるのが旅行社のガイド1人だったので私1人で対応することになった。

どうなることかと思ったが、台湾の生徒たちは行儀よく聞いてくれた(理解したかどうかはともかく)。

通常、案内した人と記念写真を撮ったりしないから、3年間でたった1枚の貴重なものになった。

任期3年の後、1年ずつ3年まで更新できるのだが、私は大学の通信であらためて歴史を学ぶことにした。
併せて学芸員の資格も取りたい。
年齢的に人生最後のチャレンジとなる。

今日のひとこと(桂宮治)2025/03/27

落語家の桂宮治が、産経新聞の人生相談をやっている。
これは24日付、「40代の男性教員。職場の学校で同僚の50代事務職員が、全く仕事をしないのに威張り散らすので困っています」との相談。それに対する回答です。


どのように彼と付き合っていくのか、それは、より大きな視点で考えるなら「どのように自分を守るのか」ということです。限りある人生の中で、彼と関わりながらストレスを抱えて過ごす時間はもったいないと思いませんか? あなたはまだ40代で、教員としての経験があります。人生のステージを見直す良い機会だと捉えてはいかがでしょう。彼から逃げるのではなく、彼との出会いをあなたにとってのステップアップにするのです。
そんなに簡単なことではないと重々承知で、厳しい意見を書いています。それでも、いつか自分の人生を振り返ったとき、彼との付き合い方に頭を悩ませ彼が職場から去ることを待ち続けた生き方よりも、彼を思い出すこともなく自分で自分をしっかり守ることができた人生のほうが、「良かった」と思えるのではないでしょうか。


はっきりそうとは書いていないが、希望を出して学校を代わること、あるいは転職まで勧めているように受け取れる。「厳しい意見」というよりは、大胆な回答だといえる。普通は、その「彼」との付き合い方をアドバイスするだろうからだ。
「彼から逃げるのではなく」と言っているものの、実のところは、逃げちゃえ、嫌ならそんな職場やめちゃえ、と言っているわけだ。

桂宮治自身が、化粧品実演販売のセールスマンからの転身だ。
ナンバーワンになるくらいの実績はあったようだが、これじゃないだろうと一念発起して落語家に入門した。その経験を踏まえての回答であることは間違いない。

私自身もそういう生き方をしてきたので、全く同感だ。
職場に厭な奴が多すぎて、50歳ですぱっと辞めた。しかも普通なら転職先を見つけてから辞めるのだろうが、それさえしなかった。
だからその後ひどい目に遭った。残るも地獄、去るも地獄だったなあというのが実感だ。同じ記者職でこんな辞め方をした者は、後にも先にも聞いたことがない。
宮治は「逃げるのではない」と言っているが、やはり「逃げた」ように自分自身で思えてしまうし、会社の連中もそう感じているだろうというところが最も辛いところだ。

それでも限りある人生。ストレスを抱えて過ごす時間はもったいない。人との付き合い方に頭を悩ませ、そいつがいつか去ることを待つよりも、そいつなど思い出すこともなく自分で自分をしっかり守ることができた人生のほうが良い。

桂宮治の回答には全く同感だが、私の場合、嫌な奴らのことをいつまでもいつまでも思い出す。恨みが消えない。その点はまだまだだ。宮治さんを見習いたい。

日本の最重要課題2025/03/19

縄文土器に双脚輪状文のルーツを見た2025/03/13

縄文土器の文様は実に興味深いが、装飾古墳の意匠の中でも最も謎であり可愛くもある双脚輪状文に通じるものを見かけた。
(釈迦堂遺跡博物館のXから)
何だろう?
博物館では「イカ」というあだ名が付いているらしいが…

今日のひとこと(林芙美子)2025/03/04

愛する日本の為には、いま、国民はどんな危険に晒されても国土はしっかりと守らなければならないと思います。戦いはここまで来ているのですから、それこそ、泥をつかんでも、祖国の土は厳粛に守らなければならないと思います。私達の民族が、支那兵に雑役に使われることを考えてみて下さい。考えただけでも吐気が来そうです。
~林芙美子『戦線』(1938年12月刊)~


最近また、林芙美子と昭和の戦争についての本を書きたくなって、中公文庫の『戦線』をぱらぱら見ていたら、末尾の「附記」にこんな文章があった。
なんと今の日本の状況に当てはまることか!

保守の側から見た安倍政権の危険性(再掲)2025/02/26

2017/11/17に書いたものだが、当時の安倍政権と今の石破政権はそう大して変わらないことが分かる。
自民党政権ではダメだということだ。

  ☆     ☆     ☆
今朝の産経6面。
三橋貴明氏の論評「大移民時代に突入した『亡国ニッポン』を憂う」。
――今の安倍政権は、恐るべき熱心さで日本の「移民国家化」を推進していっている。
(平成)24年には68万2千人だった日本の外国人雇用者数は、28年に108万4千人に達した。4年間でおよそ1・6倍にまで増えたのである。――

数日前、夜のテレビ「巷の噺」だったか、渋谷を歩いているお年寄りが、(外国人だらけで)ここは日本じゃないみたい、と恐れおののいていた。
都心だけじゃない。福岡のこんな田舎町でも、昨日散歩していたら、何人か分からないカップルが自転車で横を悠然と通り過ぎて行った。
このブログでも、安倍首相の外国人対策の甘さについて、何度も懸念を示してきた。
安倍首相には、憲法9条改正、北朝鮮拉致被害者の救出、北方領土問題の解決をやったら、さっさと退陣して、もっと保守の首相と代わってもらいたい。
今の日本で、自民党より右のちゃんとした政党が出てくれば、それなりに支持を集めると思うのだが。
日本第一党だけがはっきりと「移民受け入れの即時中止」を訴えている。
しかし、桜井誠の個人政党だから、支持しづらい。
では、日本のこころか?
おかしな中山夫妻が出て行ってくれたので、良くなる可能性はある。
維新の会もときどき良いことを言うが、大阪色が強く、よく分からない面がある。
有権者もぼやぼやしていられない。

【注】昨年2024年10月末時点の外国人雇用者数は230万2587人。
平成28年(2016)の倍以上になっている。