日輪寺古墳の線刻文様2023/05/15

4/17に訪ねた、久留米市の日輪寺古墳である。

日輪寺の境内にある前方後円墳で、後円部には板石積みの横穴式石室があり、建屋で保護されているが、お寺にお願いすれば見学できる。

被葬者を囲う石障には、鍵手文(かぎのてもん)と同心円文を交互に配した線刻文様が描かれている。

鍵手文は直弧文よりシンプルだが、雰囲気は十分味わえるのではないだろうか。
まさに貝符や鏡を副葬する代わりに線刻したと考えていいのではなかろうか。

写真右が石室奥に向かって右側、同左が左側で、光の加減でかなり色が違って写ってしまったようだ。

同古墳は5世紀末から6世紀初めの築造とみられる。

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