ウクライナを応援する真意2022/03/06

私も在日ウクライナ大使館に寄付したと書いたが、これは単なる義憤ではない。
ウクライナがロシアを撃退したら、次は北方領土のロシア撃退に協力してほしいからだ。
日本の国益を忘れてはならない。

鉄の暴風2022/03/06

八原博通『沖縄決戦』(中公文庫)、今、三分の二ほど。

アメリカ軍の艦砲射撃(海から)、爆撃(空から)、砲撃(地上から)の凄まじさを「鉄の暴風」と表現する。
しかし、「鉄の暴風」で精神に異常をきたしたのは日本軍ではなく、米軍の方だった。

「沖縄作戦中、アメリカ軍は万をもって数える多数の精神病患者を出した。それは自らの激烈な艦砲射撃、爆撃、砲撃に圧倒されアメリカ軍第一線将兵が半狂乱状態に陥ったもので、いかにその大量の火薬の炸裂がもの凄かったかを示す一証左である」

日本軍は地下の陣地に拠って戦闘していたので、こうした患者の発生は稀だったという。

英彦山神宮の神仏習合復活2022/03/06

2017.9.26に「仰天!宮司さんが僧侶を兼ねる?」という記事を書いたが、これは自分のFacebookをシェアしたもので、今はFacebookを断捨離してしまったので読むことができない。

ともあれ本日、九州国立博物館特別展「最澄と天台宗のすべて」の関連イベントとして座談会「英彦山と神仏習合の歴史と未来」があり、その後の経過を知ることができた。

出席したのは英彦山神宮の髙千穗秀敏宮司と髙千穗有昭禰宜。親子である。

宮司を高千穂家がやるようになって六代目の秀敏氏は元エンジニアであり、継ぐつもりは全くなかったという。
しかし帰ってみると英彦山がひどく寂れているのを痛感し、かつての修験の復興を志すようになった。

そのためには誰かお経を読める人が必要だ。

高校の機械科にいた有昭氏が応じ、一年浪人して皇學館大學に入り、英彦山神宮に奉職した。
次は僧侶にならねばならない。

幸い、比叡山で十二年籠山行をした人が「しそう(師僧か?)」になってくれて、70日間の修行をした。

たった70日で僧侶になれるの?という気もするが、お堂から一歩も出られず、食べる物は精進ばかりなので終わったときには体重が20キロも落ちてがりがりだったという。

こうして神主であり僧侶でもあるという珍しい存在が英彦山神宮に誕生した。

今後の目標をいくつか挙げた。
不動明王を置いて護摩焚きができるようにしたい。
英彦山の各所を回る修行ができるようにしたい。
さらに皿倉山~英彦山~宝満山の2つの修行ルートを確立したい。
昔、山伏がやっていた森林の再生(鎮守の森)をやりたい。
天台宗のお寺を建て、法話をしてから一緒に英彦山に登りたい。

そして、二人の息子のどちらかに継いでもらいたいと締めくくった。


ちなみに私は神道なので、神仏分離の方がしっくりきます。