クレクレモンスター2026/03/25


新聞社の奄美大島支社から鹿児島市の本社へ戻る時、後任の男から家電三つ(洗濯機、掃除機、冷蔵庫)を譲ってほしいと言われて、お人好しの私はまだ2年しか使用していない家電を無料で譲った。

さすがになんかお礼があると思った。
お菓子でも焼酎でも、何でもいいのよ、気持ちだから。
自分だったら無料は気が引ける。

ところが、その男はタダでもらいっぱなし。

あまりに礼儀に欠けるので、翌年だったかな、家の掃除機が調子悪くなったんで、掃除機を返してくれと言ってやった。

送られてきた掃除機を見て、あきれたね。
梱包材に包みもせず、掃除機のホースをガムテープでとめただけの剥き出しの掃除機が島から送られてきた。
当然、壊れてた。
あれ、宅急便屋もよく引き受けたよね。
そいつには連絡もしなかった。
「壊れてたぞ」って文句言っても虚しいじゃん。

その調子のいい奴はその後、役員にまでなったよ。三つ安どころか、三つ只!!

【追記】ちょうど私と同じ頃、大島新聞の女性記者が名瀬から沖永良部に転勤になって、不用品を同僚に売って処分していた。
学生でも持たないような、白黒の小さなブラウン管テレビを1000円とかね。けっこう高い値を付けて。
がめついな〜と思ったが、売れるんだから需要はあったのだろう。 私にはできないが、ああすべきだったのかもしれない。
タダで人にやるのは良くない。タダでもらうような奴は感謝しない。
小学生の時にも「クレクレモンスター」がいた。
私が大事にしていたクマのぬいぐるみが2つあったのだが、意地悪で嘘つきの死ン角という最悪のガキがいて、ある時突然、「ちょーだい、ちょーだい」としつこく言い出した。
私がどんなに大事にしているか知っていたので、本当に欲しいのではなく意地悪で奪おうとしたのだ。
こいつのしつこさは天下一品。
私はとうとう根負けして、ぬいぐるみをやった。
母に「死ン角君があんまりしつこく言うからぬいぐるみ上げた」と告げると、母は「え、あげたの?」と驚いた。私がどんなに大事にしていたか知っていたからだ。
私は逆に母のそんな様子を見て、自分がトンデモナイことをしてしまったんだとハッと気づいて、近所の死ン角のうちに走った。
すると死ン角は自分のうちの犬(エルという名だ、忘れもしない)にぬいぐるみを与えて噛ませ、ゲラゲラ笑っていた。
青ざめた私を見ると、さすがの死ン角も黙ってぬいぐるみを差し出した。謝りはしなかったが。
私は家に帰るとズタズタになった2頭のクマに土下座して謝った。
そんな「クレクレモンスター」にまつわる嫌な嫌な思い出。